和歌山城西の丸広場でお待ちしています!~3/13フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2016
今晩(2016年3月11日)配信した「メルマガ金原No.2392」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
皆さん、おはようございます。
曇り空ではありますが、何とか心配した雨も降らずに済むようです。
今日は、皆さんとともに、原発のない世界に少しでも近付くための一歩を踏み出す1日にしたいと願っています。
曇り空ではありますが、何とか心配した雨も降らずに済むようです。
今日は、皆さんとともに、原発のない世界に少しでも近付くための一歩を踏み出す1日にしたいと願っています。
あの「3月11日」から5年が過ぎました。長かったようでもあり、あっという間だったようでもあります。ただし、3.11によってもたらされた結果の後始末には、これまでの5年など問題にならない位の、途方もなく長い時間を要するだろうということだけは間違いありません。
さて、5年前の東京電力福島第一原発事故によって生じた理不尽な事態が、今まさに私たちの目の前で日々生起しています。
福島県県民健康調査の結果、原発事故当時18歳以下であった子どもたちから、多数の甲状腺癌の患者が発見されている上に、甲状腺以外の癌や癌以外の疾患が拡大するのではないかということも強く懸念されています。
また、子どもたちをこのような健康被害から守りたい一心で、被災地を離れて全国各地に避難した多くの自主避難者に対するほぼ唯一の実効性ある支援策であった災害救助法に基づく住宅無償提供が、1年後には打ち切られようとしています。
さらに、福島第一原発敷地内では、作業員の皆さんによる懸命の作業にもかかわらず、汚染水の海洋への流出を止めることもできず、1号機から4号機の原子炉内がどのような状態になっているかを確認するのに、あとどれだけの年数を要するかさえ見通しが立ちません。
しかるに、国は、九州電力川内原発、関西電力高浜原発を相次いで再稼働させ、この後も続々と原発再稼働を進めようとしているだけではなく、建設中の電源開発大間原発の工事完成を目指すとともに、中国電力上関原発の工事着工も決してあきらめていません。
また、首相自ら原発プラント輸出に向けたトップセールに邁進するなど、福島第一原発事故から何も学ぼうとせぬ現政権の原発推進政策は到底許すことができません。
福島県県民健康調査の結果、原発事故当時18歳以下であった子どもたちから、多数の甲状腺癌の患者が発見されている上に、甲状腺以外の癌や癌以外の疾患が拡大するのではないかということも強く懸念されています。
また、子どもたちをこのような健康被害から守りたい一心で、被災地を離れて全国各地に避難した多くの自主避難者に対するほぼ唯一の実効性ある支援策であった災害救助法に基づく住宅無償提供が、1年後には打ち切られようとしています。
さらに、福島第一原発敷地内では、作業員の皆さんによる懸命の作業にもかかわらず、汚染水の海洋への流出を止めることもできず、1号機から4号機の原子炉内がどのような状態になっているかを確認するのに、あとどれだけの年数を要するかさえ見通しが立ちません。
しかるに、国は、九州電力川内原発、関西電力高浜原発を相次いで再稼働させ、この後も続々と原発再稼働を進めようとしているだけではなく、建設中の電源開発大間原発の工事完成を目指すとともに、中国電力上関原発の工事着工も決してあきらめていません。
また、首相自ら原発プラント輸出に向けたトップセールに邁進するなど、福島第一原発事故から何も学ぼうとせぬ現政権の原発推進政策は到底許すことができません。
ここで、私の個人的な思いを述べることをお許しいただきたいと思います。
このような大きな反原発のイベントで、私が主催者を代表して開催挨拶を述べることになろうとは、5年前には夢にも思わぬことでした。
5年前、私は「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」事務局長として、憲法を守る運動にはそれなりに力を尽くしていたつもりですが、こと原発については、星野仙一氏が出演する関西電力の原発安全キャンペーンCMを見ながら、「うさん臭い」と思う程度の感性は持っていたものの、原発を止めるための活動には全く関わろうとしていませんでした。
そこに、3.11が来てしまったのです。
私をとらえた衝撃は大きなものでした。衝撃の原因をひとことで説明すれば、それは「悔恨」でした。私は、決して原発が安全などとは思っていませんでした。出来れば原発は廃止した方が良いと思っていました。なのに、私は何もしていませんでした。
私は、福島第一原発が起こした事故に、個人的な「責任」があると思いました。
原発事故に対して私に「責任」がある以上、その落とし前を自らつけなければなりません。
この「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション」の実行委員会に加わって仲間と一緒に企画を考えたり、今日こうして皆さんの前でご挨拶したりしているのも、そのささやかな「責任」のとり方の一端です。
今日、この会場に来られている人の中には、何十年にもわたり、和歌山に原発を建てさせないために身体を張って闘ってこられた方々もおられます。他方、5年前にはまだ子どもだったという若い人たちもいるでしょう。
そのような尊敬すべき先輩たちや若い世代の方々とともに、私は私自身の責任を果たしたいと思っています。
そして、そのような思いは、今日このステージに上る出演者の皆さん、ブースを出展してくださる皆さん、裏方を手伝ってくださっている皆さん、そして参加してくださっている1人1人の皆さんに共通した思いだと信じます。
このような大きな反原発のイベントで、私が主催者を代表して開催挨拶を述べることになろうとは、5年前には夢にも思わぬことでした。
5年前、私は「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」事務局長として、憲法を守る運動にはそれなりに力を尽くしていたつもりですが、こと原発については、星野仙一氏が出演する関西電力の原発安全キャンペーンCMを見ながら、「うさん臭い」と思う程度の感性は持っていたものの、原発を止めるための活動には全く関わろうとしていませんでした。
そこに、3.11が来てしまったのです。
私をとらえた衝撃は大きなものでした。衝撃の原因をひとことで説明すれば、それは「悔恨」でした。私は、決して原発が安全などとは思っていませんでした。出来れば原発は廃止した方が良いと思っていました。なのに、私は何もしていませんでした。
私は、福島第一原発が起こした事故に、個人的な「責任」があると思いました。
原発事故に対して私に「責任」がある以上、その落とし前を自らつけなければなりません。
この「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション」の実行委員会に加わって仲間と一緒に企画を考えたり、今日こうして皆さんの前でご挨拶したりしているのも、そのささやかな「責任」のとり方の一端です。
今日、この会場に来られている人の中には、何十年にもわたり、和歌山に原発を建てさせないために身体を張って闘ってこられた方々もおられます。他方、5年前にはまだ子どもだったという若い人たちもいるでしょう。
そのような尊敬すべき先輩たちや若い世代の方々とともに、私は私自身の責任を果たしたいと思っています。
そして、そのような思いは、今日このステージに上る出演者の皆さん、ブースを出展してくださる皆さん、裏方を手伝ってくださっている皆さん、そして参加してくださっている1人1人の皆さんに共通した思いだと信じます。
今日1日、様々な企画を用意しました。是非楽しんでいっていただきたいと思います。そして、原発事故も、被災地からの避難も、決して気の毒などこかの人々のことではなく、「自分のこと」として思いをはせていただければと願っています。
以上、簡単ですが、実行委員会からのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
注)はたして、13日に以上のとおりの挨拶をするかどうか、私自身何とも言えません。もしかすると、このとおり読み上げるかもしれませんし、アドリブで他のことを話すかもしれません。3月9日に高浜原発を止めた大津地裁の仮処分決定の話もしたいですしね。はたしてどんな挨拶になるか、西の丸広場に10時過ぎに来てください。
以下に、明後日(3月13日)のスケジュールと簡単なコメントを掲載します。西の丸広場でお待ちしています!(※チラシPDF)
フクシマを忘れない!
原発ゼロへ 和歌山アクション2016
日時 2016年3月13日(日)10:00~14:45
場所 和歌山城西の丸広場
参加無料 小雨決行
全体集会 10:00~11:15
●オープニング サクソフォン演奏(中川美保さん)
●実行委員会挨拶 上記予定稿のとおり
●福島からの報告 吉沢正巳氏(希望の牧場・ふくしま 代表)
●集会アピール
日時 2016年3月13日(日)10:00~14:45
場所 和歌山城西の丸広場
参加無料 小雨決行
全体集会 10:00~11:15
●オープニング サクソフォン演奏(中川美保さん)
●実行委員会挨拶 上記予定稿のとおり
●福島からの報告 吉沢正巳氏(希望の牧場・ふくしま 代表)
●集会アピール
アピール・パレード 11:15~12:00
●パレードコース(予定)
和歌山城・西の丸広場→西の丸広場横→追廻門→県庁前交差点左折→(三年坂通り)→屋形町交差点左折→(屋形通り)→三木町交差点左折→(けやき大通り)→西の丸広場
*今年も自転車でアピールします。とびいりOKです。
*たいこ、楽器、コスプレ、着ぐるみなど、大歓迎です。プラカードや横断幕など用意して参加いただければうれしいです。
●パレードコース(予定)
和歌山城・西の丸広場→西の丸広場横→追廻門→県庁前交差点左折→(三年坂通り)→屋形町交差点左折→(屋形通り)→三木町交差点左折→(けやき大通り)→西の丸広場
*今年も自転車でアピールします。とびいりOKです。
*たいこ、楽器、コスプレ、着ぐるみなど、大歓迎です。プラカードや横断幕など用意して参加いただければうれしいです。
ステージ企画 13:00~14:45
●みかんこ feat. ひろこ(コーラス)
いつもはアカペラの「みかんこ」ですが、今回はメンバーの内都合のついた3人が、「ひろこ」さんのピアノ伴奏で演奏するそうです。
●ナツオ(ウクレレ弾き語り)
とチラシには予告されていましたが、田辺から南健二さん(パーカッション)と笠松美奈さん(キーボード)が駆け付け、和歌山市では久々の「なつおmeets南風」としての出演となります。美奈ちゃんの名曲『スナメリ泳ぐ海』も演奏してくれるそうです。とっても楽しみです。
※『スナメリ泳ぐ海』については、私のブログ(『スナメリ泳ぐ海』から世界を見たら/2013年11月16日)を是非お読みください。
●ヒポポフォークゲリラ(フォークグループ)
私自身が出演交渉にあたったヒポポフォークゲリラの演奏にも期待大です。YouTubeでの再生回数が51万回を突破しているあの『東電に入ろう(倒電に廃炉)』も演奏してくれるそうです。他にも素晴らしいオリジナル曲があります。ヒポポフォークゲリラについても、私が書いたブログ(音楽の力を信じたい~(再配信)今さらながらの替え歌『東電に入ろう(倒電に廃炉)』のご紹介/2015年9月4日)を是非読み、かつ楽曲を試聴してください。
なお、私が書いたイベント案内(「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2016」(3/13@和歌山城西の丸広場)へのお誘い~吉沢正巳さんやヒポポフォークゲリラが出演します/2016年2月13日)をFacebookでシェアしてくださったリーダーのヒポポ大王(Fumio Tsujimotoさん)は、出演にあたっての思いを以下ように書かれており、感激しましたのでご紹介します。
(引用開始)
今年はこんなイベントに出演させてもらいます。
まあ、もちろん、我輩が紀州和歌山出身ということもあるけど
それより、フクシマの原発事故がまるで教訓になっていない愚かな再稼働の動き。
それに立ち向かうために自分にできることは何か。
なにもせずにいることは
我が国と、わが子孫たちに顔向けできないことなのではないか。
たとえ、微力であっても、これは生き方の問題だ。
『東電に入ろう』という曲はもちろん
あの無責任な東京電力を揶揄してはいるが
けっして、ふざけて、おもしろがって作ったのではない。
怒りをこめて、抗議を込めて、作ったのだ。
我々に用意してくだすったステージ時間、
ありったけのメッセージを込めて演奏したいと思っています。
当日、お時間ある方はぜひ会場にお越しください。
(引用終わり)
●実行委員会協賛団体からの1分間アピール
●みかんこ feat. ひろこ(コーラス)
いつもはアカペラの「みかんこ」ですが、今回はメンバーの内都合のついた3人が、「ひろこ」さんのピアノ伴奏で演奏するそうです。
●ナツオ(ウクレレ弾き語り)
とチラシには予告されていましたが、田辺から南健二さん(パーカッション)と笠松美奈さん(キーボード)が駆け付け、和歌山市では久々の「なつおmeets南風」としての出演となります。美奈ちゃんの名曲『スナメリ泳ぐ海』も演奏してくれるそうです。とっても楽しみです。
※『スナメリ泳ぐ海』については、私のブログ(『スナメリ泳ぐ海』から世界を見たら/2013年11月16日)を是非お読みください。
●ヒポポフォークゲリラ(フォークグループ)
私自身が出演交渉にあたったヒポポフォークゲリラの演奏にも期待大です。YouTubeでの再生回数が51万回を突破しているあの『東電に入ろう(倒電に廃炉)』も演奏してくれるそうです。他にも素晴らしいオリジナル曲があります。ヒポポフォークゲリラについても、私が書いたブログ(音楽の力を信じたい~(再配信)今さらながらの替え歌『東電に入ろう(倒電に廃炉)』のご紹介/2015年9月4日)を是非読み、かつ楽曲を試聴してください。
なお、私が書いたイベント案内(「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2016」(3/13@和歌山城西の丸広場)へのお誘い~吉沢正巳さんやヒポポフォークゲリラが出演します/2016年2月13日)をFacebookでシェアしてくださったリーダーのヒポポ大王(Fumio Tsujimotoさん)は、出演にあたっての思いを以下ように書かれており、感激しましたのでご紹介します。
(引用開始)
今年はこんなイベントに出演させてもらいます。
まあ、もちろん、我輩が紀州和歌山出身ということもあるけど
それより、フクシマの原発事故がまるで教訓になっていない愚かな再稼働の動き。
それに立ち向かうために自分にできることは何か。
なにもせずにいることは
我が国と、わが子孫たちに顔向けできないことなのではないか。
たとえ、微力であっても、これは生き方の問題だ。
『東電に入ろう』という曲はもちろん
あの無責任な東京電力を揶揄してはいるが
けっして、ふざけて、おもしろがって作ったのではない。
怒りをこめて、抗議を込めて、作ったのだ。
我々に用意してくだすったステージ時間、
ありったけのメッセージを込めて演奏したいと思っています。
当日、お時間ある方はぜひ会場にお越しください。
(引用終わり)
●実行委員会協賛団体からの1分間アピール
●「花は咲けども」を参加者全員で歌います。