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いよいよ参院選が始まった~澤藤統一郎さんと田中龍作さんが取り上げたゆら登信(たかのぶ)さん(和歌山県選挙区)

 「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
いよいよ参院選が始まった~澤藤統一郎さんと田中龍作さんが取り上げたゆら登信(たかのぶ)さん(和歌山県選挙区)

 いよいよ今日(6月22日)参議院議員通常選挙が公示され、7月10日の投開票日における勝利を目指した選挙戦がスタートしました。
 私も、所用のために、ゆら登信(たかのぶ)さんの出発式には参加できなかったものの(その代わり?自民党鶴保庸介氏の出陣式の様子は信号待ちの車の中から眺めましたけど)、昼にはゆらさんを支援する弁護士有志の会議に出席して街頭演説や応援演説の割り振りを相談し、明日は、18時30分から有田教育会館(有田郡湯浅町大字湯浅2721−4)で行われるゆらさんの個人演説会に駆け付け、市民連合わかやまを代表して応援演説を行うことになっているなど、私も臨戦態勢とならざるを得ません。
 とはいえ、日常業務を放り出す訳にはいかず、自ずからブログに割ける時間が少なくなるのは理の当然という訳で、選挙が終わるまでは、手抜きヴァージョンを駆使することが多くなるはずです。

 今日が早速そのパターンで、ゆら登信(たかのぶ)さんを紹介してくださった2つのサイトの記事をご紹介しようというものです。もちろん、私は「手抜き」させてもらいますが、引用するサイト自体は手抜きどころではなく、私たち、ゆらさんを応援して何とか国会に送り出そうとしている者にとっては、心から感謝したい、非常に充実した文章なのです。(遠慮して)部分引用にとどめていますので、是非リンク先のオリジナルサイトで全文をお読みください。
 そして、是非これらの記事の「拡散」にご協力ください。
 今日から「選挙運動」が出来るようになりました(昨日までは「事前運動禁止」という制限がかかっていました)。そして、インターネットでの「選挙運動」は原則自由です。今日は、一昨日(6月20日)書いた「インターネット選挙運動のすすめ~参院選公示まであと2日」の実践でもあります。皆さんも、是非「インターネット選挙運動」の当事者になってください。
 
 まず最初は、東京弁護士会のベテラン、澤藤統一郎弁護士が毎日更新しているブログ「澤藤統一郎の憲法日記」に昨日(6月21日)掲載された心温まる応援のメッセージです。
 
澤藤統一郎の憲法日記 2016年6月21日
「市民連合わかやま」の由良登信(ゆら・たかのぶ)さんに声援を送る。

(抜粋引用開始)
(略)
 今回の選挙では、「市民と4野党」の選挙共闘ができたことが何よりの収穫。32の1人区全部で野党統一候補の擁立ができたことに限りない祝意を送りたい。
 その32人の中に親しい顔がある。和歌山の由良登信(ゆらたかのぶ)さん。「出たい人より出したい人」の典型だろう。こういう人の立候補が好もしく、頼もしい。
 由良さんの経歴は、「和歌山弁護士会元会長、日本弁護士連合会元常務理事、日弁連消費者問題対策委員会元副委員長、和歌山県消費生活審議会元副会長」と四つ並べられている。由良さんは、1986年に弁護士になっており、弁護士としての経歴では私が15年ほど先輩になる。由良さんが「日弁連消費者問題対策委員会副委員長」を務めたとき委員長だったのが私。私には、消費者弁護士としての由良さんしか思い描けない。まさか、あの穏やかな風貌から、「安保法制(戦争法)をなくし 立憲主義・民主主義を取り戻す」運動の先頭に立つ人とは予想し得なかった。
 「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合わかやま」から、推薦依頼があったので、よろこんで推薦人の一人として名を連ねた。添えられたリーフには、「ワンコイン(500円)募金にご協力をお願いいたします」とあった。無数のワンコインが支える政治運動なのだ。
 由良さんの「ごあいさつ」を引いておこう。
 
 安倍政権は「戦争する国づくり」に暴走しています。昨年9月19日に強行成立させた安保関連法は、日本が武力攻撃を受けた時の備えではなく、自衛隊をいつでも海外に派兵して武力行使できるようにするものであり、明白に憲法9条に違反しています。
 主権者として、憲法違反の政治を許しておくわけにはいきません。憲法にもとづく政治(立憲主義)を取り戻すために、市民が各地で立ち上がっています。
 私も、その熱い思いを共に抱いて、戦争しない国、平和な国日本を子や孫に引き継ぐために頑張り続けます。
  弁護士 由良登信(ゆらたかのぶ)
 
(略)
 ゆらさん応援のリーフレットの出来がよい。応援する人たちのコメントがまた、すばらしい。すべて名前が明記され、写真も掲載されているが、コメントと肩書だけ紹介したい。
 
 戦争と平和が争点、決めるのは市民です、ゆらさんは、野党合意を実現する唯一の人、市民連合の宝です!!(和歌山大学名誉教授)
 私たちは、先の戦争の反省に立って平和憲法を定めました。安倍政権の暴走は止めなければなりません。(弁護士)
 庶民の声に耳を傾け代弁する信念の人・ゆら登信さんをみんなの力で国会に送りましょう! (女優・和歌山市出身)
 ウソや暴言連発の政権にあきれています。誠実さと弱者への想像力を持たない政治家はいりません。(ママの会@わかやま)
 時代は「小さくされた人たち」に聞くリーダーを必要としています。心より応援します。(牧師)
 障害のある人も地域で楽しく豊かに暮らせる社会にして欲しい。日本を戦争に巻き込む安倍政権にNO! (社会福祉士作業療法士
 誰もがもっている「平和」への想い。その想いとあまりにもかけ離れている政治にはがまんできません。(まちづくり協会理事長)
 
 由良さん、がんばれ。私も応援する。「市民が主体となって運動し、市民の願いを託せる人を国政に送り出す、という和歌山の新しい民主主義」が実を結ぶまで。
(引用終わり)
 
 澤藤先生は、5月19日にも、以下の記事の中でもゆらさんのことを紹介し、エールを送ってくださっていました。
 
澤藤統一郎の憲法日記 2016年5月19日
改憲阻止を目指す野党選挙共闘実現の流れー32の一人区のうち、あますところはあと3区。

(抜粋引用開始)
 私は、由良さんをよく知る一人だ。日弁連の消費者委員会で活動をともにした。信頼のできる人だし、社会的弱者の立場に立つことを鮮明にしている人。到底、自ら国政に出ようというタイプには見えなかったが、この人が選挙に出るなら、なるほどよい候補者だ。人当たりが柔らかで、誰の意見にも穏やかに耳を傾ける。何よりも声がよい。歯切れがよいし、滑舌が滑らかで聞きやすい。そして、話が分かりやすい。説得力がある。
 がんばれ、由良さん。がんばれ、和歌山野党共闘。
(引用終わり)
 
 この5月の記事に気がついた私は、それをゆらさんに知らせるとともに、澤藤先生にもすぐにお礼のメールを送りました。すると澤藤先生から、「由良さん、金原さん、ご苦労様です。僭越ながら、日本国憲法になりかわりまして御礼を申しあげ、限りない激励の声援をお送りいたします。」という丁重な返信のメールを頂戴しました。私は、これを読み、胸にこみ上げるものがありました。
 そして昨日の応援記事です。澤藤先生、ありがとうござました。ゆらさんは、選挙運動突入で寸暇も惜しんで駆け回っていますので、まだ先生の応援メッセージを読めていないかもしれません(私のFacebookでは紹介させていただきましたが)。ゆらさんやゆらさんとともに闘っている和歌山の市民になり代わり、心よりお礼申し上げます。ご期待に添えるよう、全力を尽くします。
 
 さて、もう1つは、フリージャーナリスト・田中龍作さんによる田中龍作ジャーナルの本日(6月22日)の記事です。何と、参院選公示日の今日、まず田中さんが取材のために訪れたのは和歌山だったのです。
 
田中龍作ジャーナル 2016年6月22日
【和歌山選挙区】 「アリは塊となって象を倒す」 弱者の味方が出陣

(抜粋引用開始)
 
和歌山の野党統一候補は弁護士の由良登信氏(ゆら・たかのぶ 共産、社民、生活推薦=64歳)だ。生活保護裁判や労働問題などを手がけてきた。「反貧困ネットワークわかやま」の代表でもある。
 弱者切り捨てのアベ政治に抗して立ち上がった由良弁護士の第一声を伝える必要がある・・・田中はその一念で、保守王国・和歌山を公示日の取材地に選んだ。
 けさ南海・和歌山市駅前で開かれた由良候補の出陣式には、生活保護裁判の原告(和歌山市内・男性70代)の姿があった。
 「裁判だけではどうしようもない(※)。根本(政治)から変えないといけない」。男性は由良候補を国政に送り出そうとする理由を語った。(※生活保護裁判は原告敗訴が続いてきた)
 由良候補は支援者たちを前に第一声をあげた。
 「大学の授業料がすごく高い・・・(奨学金の返済金を)払えない若者が次々と法廷の被告席に立たされているのを見た。奨学金の返済が始まると子供を作るのがすごく不安だという声も聞く。
 多重債務の背景にあるのは低賃金と非正規雇用だ。非正規雇用を一時的なものに限定する政策を採りたい。残業時間を規制し、人間らしく生活できるルールを作って行きたい」。
(略/鶴保陣営の県庁前及び和歌山市役所前での演説会の模様をレポート)
 若者、老人、障がい者生活保護受給者が駆けつけてくる由良候補の出陣式と違い、鶴保氏を出迎えるのは権力の一翼を担う人々だった。
 6年前民主党候補として鶴保氏と戦い12万票もの差をつけられた島久美子氏が次のように語った。
 「当時自分がアリで相手がゾウだと感じた。由良さんはアリです。アリが塊となってゾウを足の裏からひっくり返そう」。
 塊となったアリが象を倒す戦いが日本中で始まった。
~終わり~
読者の皆様。全国各地に足を運ぶための交通費が足りません。田中龍作に選挙取材を続けさせて下さい… 
http://tanakaryusaku.jp/donation
(引用終わり)
 
 新聞記事を読んでいては分からない臨場感を伝えてくれる、これも素晴らしい記事だと思いました。田中さん、ありがとうございます。
 
 今日ご紹介した澤藤統一郎弁護士や田中龍作さんの文章をFacebookでシェアし、自分の意見を付け加えて発信することは何ら問題ありません(もちろん、シェアだけでもかまいません)。インターネット選挙運動は「原則自由」なのですから。
 

(付録)
『この島~憲法9条のうた~』 作詞・作曲:からすのまさき 演奏:m&n
 
※“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2015”から