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IWJが日本語字幕を付けたジョージ・クルーニーの動画「戦争で儲けさせてはならない!」(War Crimes Shouldn't Pay)のご紹介

 今晩(2016年10月3日)配信した「メルマガ金原No.2588」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
IWJが日本語字幕を付けたジョージ・クルーニーの動画「戦争で儲けさせてはならない!」(War Crimes Shouldn't Pay)のご紹介

 昨日(10月2日)の記事(「松本市災害時医療救護活動マニュアル 原子力災害編」の安定ヨウ素剤についての記述を読んで欲しい)が思わぬ“大作”(?)になってしまった余波、だけでもないのですが、今日はまとまった記事を書いている時間がありませんので、5分弱の短い動画をご紹介するにとどめます。
 その動画を見る前に、以下のニュース記事をお読みください。
 
BBC NEWS JAPAN 2016年09月13日
クルーニー氏、南スーダン内戦に加担する銀行を非難

(引用開始)
 米俳優ジョージ・クルーニー氏は12日、ワシントンで記者会見し、南スーダン内戦の双方の当事者とその家族が、武器商人や国際金融機関を通じて巨額の利益を得ていると告発する報告書を公表した。
 クルーニー氏たちが設立した調査組織「The Sentry(見張り)」による2年間の内部調査にもとづく報告書によると、内戦で対立するキール大統領とマシャール副大統領、双方の側近将軍たちが、戦争犯罪によって金銭的な利益を得ているという。
 クルーニー氏は記者会見で、自分たちが戦争犯罪の資金源になっていると知った上で南スーダンと取り引きを続ける国際金融機関は、今後「名指しして、辱めていく」と警告した。
(引用終わり)
 
 上記BBCニュース日本語版には、記者会見でのジョージ・クルーニー氏の発言(日本語字幕付き)を紹介する2分45秒の動画も付いていますので、是非リンク先で視聴してください。
 
 ところで、今日ご紹介しようという動画は、それではありません。
 まず、IWJに掲載された以下の記事を(抜粋して)ご紹介しますので、お読みください。
 
<★お知らせ★>ハリウッド俳優、ジョージ・クルーニー氏が暴く南スーダン権力者の腐敗――動画『戦争で儲けさせてはならない!』にIWJが日本語字幕を挿入! 2016.10.1
(抜粋引用開始)
 ジョージ・クルーニー氏という人物をよりよく理解するためには、「世界で最もセクシーな男」というやや軟派なイメージに、「骨太のジャーナリスト志望」という軸を新たに加えることが必要なのかもしれません。
 そんな彼が「セントリー(The Sentry)」という調査団体を設立して、南スーダンの内紛について調査を実施しました。そして、2016年9月13日にワシントンD.C.にて記者会見を開き、交戦を続ける同国の大統領と副大統領らの不正な資金運用について告発したのです。
 南スーダンと言えば、安倍政権が自衛隊の任務を拡大し、自衛隊による「駆けつけ警護」を行うべく、派遣の準備をしている国です。
 他方、日本で暮らす人々の多くは、南スーダンでの紛争がどのようなものであるのかは、残念ながら知らないままではないでしょうか。日本のマスメディアによる報道が圧倒的に不足していることに加え、海外メディアが報じるニュースにはどうしても「英語」と言う壁があることが理由のひとつだと言えるでしょう。しかしながら、自衛隊が派遣されようとしている今、「知らないまま」放置しておくことはできなくなってきました。
 「セントリー」がその調査概要を4分ほどにまとめた動画『戦争で儲けさせてはならない』(原題:War Crimes Shouldn’t Pay)。ナレーションはもちろんジョージ・クルーニー。IWJは、「セントリー」に直接コンタクトし、この動画に日本語字幕を挿入する許可を得ました。
 IWJは、クルーニー氏の「セントリー」に関する記者会見後、コンタクトを開始。会見の中で使用されていた動画『戦争で儲けさせてはならない』を、日本で暮らす人々に、英語の壁を感じずに視聴して欲しい、つまり動画に日本語字幕を挿入したいとの思いから、9月25日(日)に「セントリー」の広報(在ワシントンDC)にメールでコンタクト。字幕挿入の許可を求めると、日曜日にも関わらず、先方からすぐに回答が到着しました。
 “Yes, please go ahead.” (はい、ぜひどうぞ)
 遠い、遠い、南スーダンで起こっていることが、やがて私たちにも関係の深い出来事になる可能性もあります。そんな国の実情を、ジョージ・クルーニーが解説しています。ぜひ一度ご覧いただき、南スーダンのことを知るきっかけとしていただければ幸いです。
(引用終わり)
 
 その動画は、以下の記事の中に収録されています。
 
 
 YouTubeにアップされた動画を抜き出してご紹介します。ただし、「残酷な映像が含まれています。閲覧にご注意ください。」
 
【閲覧注意】ジョージ・クルーニー「戦争で儲けさせてはならない!」(War Crimes Shouldn't Pay)(4分32秒)

 
 記者会見でクルーニー氏が述べたような方法で、南スーダン内戦で対立する当事者と取引を続ける国際金融機関に手を引かせることが出来るのか、出来たとして、それが内戦の終結にどれだけの効果があるのか、という疑問を持たれる方もいるでしょうが、身の危険も顧みず、自腹を切り(でしょうね)、実態調査、そして提言にまでこぎ着けたジョージ・クルーニー氏の行動には、深い感銘を受けざるを得ません。