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映画『いのちの森 高江』上映会@2/26和歌山市勤労者総合センターへのお誘い

 今晩(2017年1月25日)配信した「メルマガ金原No.2703」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
映画『いのちの森 高江』上映会@2/26和歌山市勤労者総合センターへのお誘い

沖縄タイムス+プラス ニュース 2016年12月23日 08:50
【記者の視点】命の問題 譲れない

(引用開始)
 北部訓練場の部分返還を祝う式典が名護市の西海岸で開かれた22日、東海岸の安部では米軍が墜落しオスプレイの回収作業を終えた。機体は米軍の「財産」。結局、海上保安庁は指一本触れられないまま
だった。
 昼間、9日ぶりに立ち入り規制が解除された浜辺に入ってみた。アダンの木に実がなっていると思った
ら、違った。米軍が張った立ち入り禁止の黄色いテープがぐるぐる巻きになり、残されていた。
 米軍は「神聖不可侵」。このテープにすら触れられないのだろうか。自生するアダンの木が沖縄に、巻
き付けられたテープの塊が米軍基地に重なる。
 夕方、返還式典の後、菅義偉官房長官は「苦労に苦労、努力に努力を重ねた」と強調した。そうまでして実現したのは、米軍報告書が「使用不可能」と呼ぶ土地を返してもらい、新たなヘリパッドを提供する
程度のことだった。
 返還式典では、ケネディ駐日米大使らが返還地を示す写真パネルを贈り、政府や地元2村の代表がありがたく受け取る演出まであった。地元の騒音被害を顧みず、反対運動は力で排除する一方で、米国には徹
底的に従属する。脱力感すら覚える光景だった。
 夜、やはり名護市内で開かれたオスプレイ墜落への抗議集会で、参加者は口々に命の危険を語った。政府の姿勢がどうあれ、命の問題で譲るわけにはいかない。そのことを再確認する1日になった。(北部報
道部・阿部岳)
(引用終わり)
 
 和歌山県平和委員会事務局の里﨑正さんから、ドキュメンタリー映画『いのちの森 高江』上映会のご案内をいただきました。2月26日(日)午後2時から、和歌山市勤労者総合センター6F文化ホールでの上映です。
 以下に、チラシ記載情報を転記します。
 
チラシから引用開始)
ドキュメンタリー映画 いのちの森 高江
監督/謝名元慶福 語り/佐々木 愛
 
和歌山市上映会のご案内
 沖縄県東村高江のやんばるの森で、何百人という機動隊を動員し、暴力的に反対住民を排除し、大量の大型工事車両を搬入し、何万本という森の木を切り倒し、ヘリパッド建設が強行されました。返還と引き渡しの調印式が行われ、ますますオスプレイの飛行訓練は増えるものと予想されます。しかし沖縄の人た
ちは、「オスプレイは認めない」「オスプレイパッドの存在は認めない」の姿勢を貫いています。
 高江で起こった権力による無法行為を私たちは決して忘れてはなりません。事実を知り、広めることが私たちにできることです。ドキュメンタリー映画「いのちの森 高江」上映会を開催します。ぜひお運びください。
 
2017年26日(日)
午後1時30分開場 2時開演
会場/和歌山市勤労者総合センター 6階文化ホール(アクセス
上映協力券/200円(中高生・障がい者無料)
 
「いのちの森 高江」上映実行委員会
 和歌山市湊通丁南1-1-3 名城ビル2F 和歌山県平和委員会気付
 TEL:073-488-7355(里﨑)
(引用終わり)
 
 映画『いのちの森 高江』については、昨年10月31日(月)に京都市で開かれた「マスコミが伝えない現実!! 沖縄・高江で今何が起こっているか」の中で暫定短縮ヴァージョンが上映された模様を伝えたIWJ京都の動画をメルマガ(ブログ)でご紹介したことがありました。この時点で、60分余りのフルヴァージョンが完成間近と伊佐真次さんが仰っていましたね。
 
 この映画を取り上げたブログや上映会用のFacebookイベントページも色々ありますが、一番情報量が多いと思えた以下のサイトをご紹介しておきます。
 
アイデアニュース 筆者:松中みどり 更新日:2016年12月5日
沖縄の生命を撮影した映画「いのちの森 高江」 上映権つきDVD、1500円で発売

(抜粋引用開始)
 今回発表されたドキュメンタリー映画「いのちの森 高江」は、次のような特色があります。 
 まず、絶滅危惧種、天然記念物、やんばる固有種などのいのちを育む豊かな森について、ドローン撮影
を含む美しい映像で記録しています。
 何よりも、この映画ではやんばるのチョウのことを誰よりも知っているチョウ類研究者アキノ隊員の言
葉を、たっぷりと聞くことが出来ます。
 「木っていうのは、芽生えてから死ぬまでにすごいたくさんの役割があって、数えきれないほどの生き物たちに棲み処とエサを与えてるんですね。木の種類によって寄ってくる虫が違うんですよ。だから木の種類が多いっていうことは、森の多様性を豊かにすることにつながるんですね。」 アキノ隊員は一本の
木の大切さと、それを切り倒すことの恐ろしさを語ります。
 ヘリパッド建設では、そういう木を何本、何種類切り倒すのか、木を切ることは、その木を頼って生き
るはずだった昆虫たちや未来に生存するはずだった生き物たちのいのちを奪うことになるのだと
アキノ隊は言葉を続けました。
 また、「いのちの森 高江」には、自然といのちを守るために闘った人々の歴史が紹介されています。
1970年、米軍が北部訓練場の国頭村伊部岳で強行しようとした実弾射撃訓練を、国頭村民が命をかけて阻止した闘争。東村・福地ダム上空での軍事演習中止を求める闘い。国頭村安波でのハリアーパッド建設阻止集会。やんばるの人たちの闘いは歴史あるもので、これまでも住民の方たちは力を合わせ、いのちと自
然を守ってきたのだということがわかります。
 そして、この豊かな自然の中で子どもを育てたい、家族の仕事を継ぎたい、高江で仲良く暮らしていき
たいという高江の住民のみなさんに焦点があたっていることも、大きな特色です。
(略)
<ドキュメンタリー映画 「いのちの森 高江」>
(65分 1500円 上映権つき)
DVD申し込み先:新基地建設反対名護共同センター
電話 0980-54-8555  FAX 0980-54-8556
Eメール nago.kyodoc☆bird.ocn.ne.jp ☆を@に変えて下さい
 監督は、人間国宝平良敏子さんをおった映画「芭蕉布平良敏子のわざ」で、2015年映文連アワード
(映像文化製作者連盟主催)グランプリをとった謝名元慶福(じゃなもとけいふく)さん。
 DVDは上映権つき1枚1500円です。どんどん上映してたくさんの人に見てもらいたいということで、破格のお値段になっているのです。高江に行くことは出来なくても、この映画を仲間や家族と一緒に見て理解
と共感を深めていくことが、まずははじめの一歩になると思います。
(引用終わり)
 
 上の松中みどりさんの記事の中でも紹介されていましたが、昨年12月2日、「慶文化工房」というYouTubeチャンネルが、この映画のプロモーションビデオを公開しています。
 
いのちの森 高江(ドキュメンタリー映画 プロモーションビデオ)(10分42秒)
 

 松中みどりさんも書かれているとおり、「この映画を仲間や家族と一緒に見て理解と共感を深めていくことが、まずははじめの一歩になる」と信じ、ご紹介することとしました。
 
 なお、実行委員会からチラシと共に届いた「和歌山上映会へのご協力のお願い」によると、「上映終了後に、沖縄に連帯し、ともにたたかう宣伝行動をJR和歌山駅で行いますので、できれば参加をよろしくお願いします。」とありました。宣伝行動は上映会当日(2月26日)の午後4時から、JR和歌山駅西口前で行われます。こちらも多くの方にご参加いただきたいと思います。