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大阪弁護士会シンポジウム「カジノ実施法の制定阻止に向けて」(9/16)への参加を呼びかけます

 2017年9月4日配信(予定)のメルマガ金原.No.2925を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
大阪弁護士会シンポジウム「カジノ実施法の制定阻止に向けて」(9/16)への参加を呼びかけます
 
 昨日(9月3日)、和歌山県民文化会館で開かれた「第24回全国市民オンブズマン和歌山大会」2日目の分科会のうち、私が「カジノ・ギャンブル分科会」に参加したことは、昨日のブログ(「第24回全国市民オンブズマン和歌山大会」に参加して)でご報告したとおりです。
 
 その分科会の受付で貰った各種団体による企画告知チラシの中に、来る9月16日(土)に大阪弁護士会が主催するシンポジウム「カジノ実施法の制定阻止に向けて」への参加を呼びかけるチラシ(のモノクロコピー)が含まれていました。
 幸いこの日程であれば、私も参加できそうです。
 是非多くの方に参加していただきたく、大阪弁護士会ホームページチラシから、開催概要を引用したいと思います。
 
(引用開始)
イベントのお知らせ
シンポジウム「カジノ実施法の制定阻止に向けて」を開催します
 
 「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(いわゆる「カジノ解禁推進法」)の成立を受け、現在、政府において特定複合観光施設区域整備推進本部を立ち上げ、カジノ設置に向けた実施法の策定が議論され、本年7月31日に取りまとめがなされ、意見募集がなされました。
 そして、秋の臨時国会に実施法法案の提出が予定されています。
 カジノ解禁は、①暴力団などの関与、②犯罪の発生、③風俗環境の悪化、④青少年への悪影響、⑤ギャンブル依存症患者の増加、⑥経済的効果を上回る社会的コストの存在、⑦多重債務問題再燃の危険性などの問題を含んでいることに加えて、わが国では近代法制定以前から厳禁され、刑罰の対象とされてきた賭博行為を、特定の場所、特定の者に限定して非犯罪化するものであって、史上初めて民間賭博を公認するという、わが国の刑事司法政策に極めて重大な変更をもたらすものとなります。
 しかし、取りまとめにおいても、これらの課題を克服するための具体的な基準は示されていません。
 また、特に大阪府大阪市はカジノ誘致に積極的であり、2025年の万博誘致によるインフラ整備とセットしてカジノを誘致しようとしています。
 本シンポジウムでは、取りまとめの問題点、大阪へのカジノ誘致がされた場合の問題点について考えていこうと思っていますので、奮ってご参加ください。
 
プログラム
IR型カジノの内容と問題点
 報告者 吉田 哲也 氏
       (日弁連カジノ・ギャンブル問題検討ワーキンググループ委員
         兵庫県弁護士会所属弁護士)
政府によるとりまとめ状況の報告
 報告者 消費者保護委員会委員
大阪でのカジノの誘致に関する問題点
 報告者 桜田 照雄 氏(阪南大学流通学部教授)
 
日時 2017年(平成29年)9月16日(土)午後1時30分~4時
   (開場:午後1時)
会場 大阪弁護士会館会館 2階201・202会議室(大阪市北区西天満1-12-5)
    ※アクセス 
参加費    無料
 
申込方法   
・必要事項を入力して「確認」ボタンを押していただくと、申込が完了します。
・申込完了のメールを希望される方は、メールアドレスの項目にメールアドレスを入力してください(申込完了のメールを希望されない方は、メールアドレスの入力はされなくても結構です。)。
問い合わせ先 大阪弁護士会委員会部人権課 TEL:06-6364-1227
(引用終わり)
 
 昨日の「第24回全国市民オンブズマン和歌山大会」分科会でも、吉田哲也弁護士が基調報告をされていましたし、桜田照雄先生も、参加者として発言しておられました。けれども、何を言うにも限られた時間の中でのことでしたので、16日の桜田先生の報告には期待しています。
 私自身はまだ未入手ですが、桜田先生には、『カジノで地方経済再生の幻想—アメリカ・カジノ運営業者の経営実態を見る』(自治体研究社/2015年1月刊)という単著もあります。
 ちなみに、2016年12月18日(日)14時より、大阪都構想反対運動などに取り組んできた若者グループSADL(サドル、民主主義と生活を守る有志)が桜田照雄先生を講師に招いて開催した大阪経済学習会「万博・カジノは必要か?」の模様がIWJの中継動画で視聴できます。ただし、全編動画は会員限定ですが、非会員の方でも5分弱のハイライト動画はご覧いただけます(IWJ会員登録)。
 
ハイライト動画
 

 「カジノ実施法制定阻止」が絶対に必要と考えておられる関西圏の皆さま、特に地元知事がカジノ誘致を強力に推進している大阪府和歌山県の皆さま、今後の反対運動をどう進めるかについての有益なヒントを得られる貴重な機会だと思いますので、大阪弁護士会に事前申込みをした上で、是非ご参加ください。
 
 なお、申込みは、大阪弁護士会ホームページから入れる上記参加申込フォームから申し込むのが簡便だと思いますが、ネット環境のないお知り合いには、チラシ裏面の参加申込書に所定事項を書き込み、大阪弁護士会人権課宛FAX(06-6364-7477)で申し込むこともできます。
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/カジノ関連)
2016年12月8日
カジノ推進法案をめぐる和歌山の現状と読売新聞による徹底批判
2017年2月27日
和歌山弁護士会「いわゆる「カジノ解禁推進法」の成立に抗議し、同法の廃止を求める会長声明」(2017年2月27日)と和歌山でのカジノ誘致の動き
2017年3月10日
「カジノで観光・まちづくり!?ちょっと、おかしいんとちゃうか!緊急トーク集会」3/13@プラザホープのご案内と4月・5月の「予告編」
2017年3月26日
「カジノあかん3・25大阪集会」動画のご紹介と12/12参議院内閣委員会での新里宏二弁護士と鳥畑与一静岡大教授の反カジノ意見陳述
2017年4月5日
「カジノ実施法案」作成作業が始まりました~クリーンなカジノの実現を目指して(!?)
2017年6月21日
和歌山でのカジノ誘致に反対する動き~和歌山弁護士会「会長声明」(6/16)とカジノ問題を考える和歌山ネットワーク準備会「市民集会」(7/19)
2017年7月5日
2017年8月18日
2017年8月19日
2017年8月30日
2017年9月1日
2017年9月3日