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オスプレイがやって来る(10/19)~和歌山県津波災害対応実践訓練に~

今晩(2014年10月2日)配信した「メルマガ金原No.1866」を転載します。

なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
オスプレイがやって来る(10/19)~和歌山県津波災害対応実践訓練に~
 
2013年12月20日
小野寺五典防衛大臣 会見概要
 
http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2013/12/20.html
(抜粋引用開始)
 平成26年10月の和歌山県防災訓練への自衛隊の協力と在日米軍の参加について発表
させていただきます。自衛隊は、来年10月に和歌山県が主催する「平成26年度和歌山県波災害対応実践訓練」に協力をすることにしておりますが、この際、在日米軍MV-22オスプレイの活用も検討することとしております。この訓練は、南海トラフ地震時の津波により、和歌山県で予想される道路寸断、孤立集落の多発に対し、関係防災機関の航空機をフルに活用して行う実践的な訓練であります。大規模災害時の米軍救援の訓練の場としても有意義であると考えておりますので、高い機動力と空輸能力を有しますMV-22オスプレイの活用についても打診したところ、和歌山県にお受けいただいたものであります。仁坂吉伸知事を始め、和歌山県関係者のご理解に感謝を申し上げたいと思っております。参加規模、訓練内容につきましては、今後、和歌山県在日米軍と調整してまいります。防衛省自衛隊としましては、去る10月に天候不良で中止しました高知県を中心に行う「日米共同統合防災訓練」にもできるだけ早期に実施できるよう検討しているところでありますが、国難と言える被災が想定される南海トラ地震への対応につき訓練を重ね、対応能力を高めてまいる所存であります。
(引用終わり) 
 
2013年12月20日
和歌山県WEBサイト 仁坂吉伸知事からのメッセージ「平成25年12月のメッセージ」
 
http://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/201312b.html
(抜粋引用開始)
 まず、和歌山県は来るべき南海トラフ地震に備えて一人でも多くの命を救おうと大変実践
的な防災訓練を常時行っていますが、秋に行う訓練が一番重要な、規模の大きいものです。実際の災害時には、私としては、直ちに自衛隊災害派遣要請を行い、できるだけ多くの自衛隊の部隊の出動をお願いして、災害救助活動を行っていただこうとしています。そこで、秋の防災訓練においても、自衛隊の協力を防衛省にお願いすることはもちろん、海上保安庁、警察庁、国土交通省などできるだけ多くの関係機関に協力を依頼しているところです。
 その際、防衛省から在日米軍の協力も得てよいかという打診があり、できるだけ多くの方面の
協力を得ることはありがたいことなので、もちろんそう伝えたところです。次にその協力のあり方について、沖縄の米軍基地に駐留しているMV-22オスプレイを活用してよいかという打診がありましたので、持てる資源を最大限活用して助けていただきたいのだから、もちろんかまわない、南海トラフの地震のような災害時には、MV-22オスプレイの有する高い機動力、 航続距離と空輸能力は大変評価されるべきだとお答えしていたところです。
(略)
 私は、かつて、MV-22オスプレイの飛行訓練で、在日米軍が我々に何の連絡もなく、いわ
ゆるオレンジルートを設定し、和歌山県上空で訓練を行うと発表した際に、県への連絡や相談が何らなかった事に対して、いち早く不快感を表明した事がありますが、その時もマスコミの取材に対して、「私は、日米安保に反対でもないし、オスプレイが他に比して安全性の劣る航空機だと思った事はないが、訓練は必要としても、何故、和歌山の特定の場所でそれを行わなければならないか、ここで行う必要についての説明があってしかるべきであろう。」と言っていました。
 今回の和歌山県の防災訓練への在日米軍MV-22オスプレイの協力参加については、和
歌山県がどうしても直面せざるを得ない南海トラフ地震津波から県民の命を守るために、極めて有用と思われますし、防衛省を通じ、事前にどのような協力を行っていただけるかきちんと相談があると思われる事から、感謝の気持ちを抱きこそすれ、先般のような不快感は全くありません。
 なお、MV-22オスプレイについては、先の台風30号でフィリピンの島々が深刻な被害を受け
た時も救援出動して、多くの人の命を救い必要な救援物資を届けたと理解しています。また、繰り返しになりますが、私は、MV-22オスプレイは他に比して安全性の低い航空機とは思っていません。 近代技術の粋を集めた機器といえども、なにがしかの故障や事故のリスクは負っています。しかし、少なくともこの航空機が、同様な輸送機能を持つ種々の大型ヘリコプターに比べリスクが目立って高いという事実を私は知りません。 それどころか、防衛省を通じて入手した別添の資料によれば、 垂直離着陸ができ大型の輸送能力を持つ他の代替機に比してオスプレイのリスクはむしろ低いという事実も出ています。
(引用終わり) 
 
2014年7月29日 和歌山県 報道発表資料
平成26年度防災訓練について(総務部危機管理局危機管理課)

 
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=19709
平成26年度防災訓練について
 
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/file/19709_0.pdf
(抜粋引用開始)
総合実践訓練
津波災害対応実践訓練(10月19日(日))<詳細は別添のとおり>
・県災害対策本部を県庁南別館に設置し、広域防災拠点である南紀白浜空港(旧南紀
浜空港を含む。)、被災地として設定する田辺市白浜町串本町において同時並行で実践な訓練を実施。
・近畿府県合同防災訓練としても実施するとともに、緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練
(10月18日・19日)の2日目と共同で訓練を実施。
・多くの防災関係機関の参加を得て、迅速で効率的な救助・救援ができるよう、機関相互の
連携を確認。
緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練(10月18日(土)~19日(日)) 略
(引用終わり)
 
津波災害対応実践訓練
 
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/file/19709_1.pdf
(引用開始)
 南海トラフ地震などの大規模災害に備え、迅速な初動対応と災害対応力強化を図るため、
関係機関と連携した救助活動などの訓練を実施します。
 今回の訓練は、南紀白浜空港、旧南紀白浜空港を拠点に、SCU(広域搬送拠点臨時
医療施設)の開設を初め医療機関と連携した陸・海・空からの人命救助(DMAT隊の派遣、傷病者搬送)や、物資輸送など支援中心の訓練を実施し、実践訓練として初めてとなる、緊急消防援助隊訓練との合同訓練や防衛省(陸・海・空自衛隊)及び在日米軍が全面協力する大規模な訓練となる。
 又、訓練のための事前調査等により、地形や障害物等のデータが蓄積され、発災時に迅
速な対応が可能となる。
1 実施日
 平成26年10月19日(日)
2 実施場所
和歌山県庁・・・南別館(県災害対策本部)
            西牟婁振興局・東牟婁振興局(県災害対策支部)
・広域防災拠点等・・・南紀白浜空港、旧南紀白浜空港
・市町村・・・田辺市(災害対策本部、新庄町、中辺路、龍神)
         白浜町(災害対策本部、保呂)
        串本町(災害対策本部、サンゴ台、姫、潮岬、有田)
緊急消防援助隊訓練地、紀南病院、南和歌山医療センター、くしもと町立病院 他 )
3 訓練想定
 平成26年10月19日(日)早朝、和歌山県で非常に強い揺れを感じる地震が発生し、和
歌山県内では震度5強~7の揺れを観測した。
 震源地は和歌山県南方沖で、震源の深さは約10km、地震の規模はマグニチュード8.7と
推定される。
4 訓練参加機関(約80機関、約5,000名)
防衛省(陸・海・空自衛隊)・在日米軍内閣府国土交通省近畿地方整備局、海上保
安庁、関西広域連合和歌山県警察滋賀県警察和歌山県防災航空隊、和歌山県各消防本部、緊急消防援助隊(2府7県)、DMAT、紀南病院、南和歌山医療センター、くしもと町立病院、関係医療機関、一般社団法人和歌山県薬剤師会、公益財団法人和歌山県トラック協会、和歌山県倉庫協会、株式会社オークワ、その他民間協力企業、株式会NTTドコモソフトバンクモバイル株式会社、KDDI 株式会社
和歌山県田辺市白浜町串本町 計2,500名
田辺市住民(約1,900名)、白浜町住民(約100名)、串本町住民(約500名)
5 訓練内容
(1)職員の訓練
 災害対策本部運営訓練(災害対策本部会議及び総合統制室運用)、活動拠点設置訓
練、航空機運航調整訓練、物資輸送調整訓練、傷病者搬送調整訓練、移動県庁運用訓練 等
(2)関係機関との連携した訓練
 SCU開設等拠点設置訓練、域外応援部隊の輸送訓練、漂流者捜索・救助訓練、ヘリコ
プター離発着訓練、ヘリテレ映像等配信訓練、負傷者救出・搬送訓練、物資搬送訓練、道路啓開訓練 等
(3)住民参加の訓練 津波避難訓練、避難所運営訓練 等
※ タイムスケジュールは詳細確定後10月に発表
6 本年度訓練の特徴点
(1)訓練場所及び訓練実施時間の拡大
 3市町による訓練実施及び訓練時間を拡大し実施
(2)SCU(Staging Care Unit)開設訓練の実施
 白浜空港にSCU、串本沖に洋上SCU(護衛艦「いせ」)を開設、医療指揮所の開設(大
巡視船「とさ」)
(3)DMAT(Disaster Medical Assistance Team)隊輸送及び傷病者搬送訓練の拡大
 3市町での住民避難訓練を初め、医療機関と連携した傷病者搬送訓練を実施
(4)医薬品搬送、薬剤師派遣(新)
 域外からの医薬品搬送訓練を初め、医療救護所等に薬剤師を派遣する訓練を実施
(5)漂流者捜索・救助訓練の拡大(新)
 海上保安庁巡視船、県漁業取締船等の水難救助訓練及び護衛艦「いせ」への漂流者収
連携訓練を実施
(6)物資輸送訓練(新)
 航空機を用いた、域外空港からの各機関支援隊の輸送訓練を実施、物資の緊急輸送を実
現するため、航空機からの物料投下訓練を実施
(7)米軍の協力による訓練(新)
 オスプレイ及びヘリを用いて、孤立が予想される民有地での緊急物資の輸送及び重傷者の
広域搬送訓練を実施
(8)緊急消防援助隊訓練との合同訓練(新)
 10月18日からの2日間開催する同訓練のうち、19日の訓練に津波災害対応実践訓練と
の合同訓練として実施
(9)自衛隊、警察、消防の三者連携による救出・救助訓練(新)
 緊急消防援助隊訓練地による、自衛隊災害派遣部隊、広域緊急援助隊(警察)、緊急
消防援助隊が連携する救出・救助訓練を実施
7 訓練に用いる装備品等 別紙(自衛隊海上保安庁等の事情により変更もあります。)
8 その他
(1)天候等により訓練を中止することがあります。
(2)取材については、別途マスコミ向けに取材に関する説明会を開催します。(日程未定)
(引用終わり)
 
 10月19日にオスプレイが和歌山にやって来ます。県主催による「津波災害対応実践訓練」に参加するためであり、昨年12月20日の小野寺防衛大臣(当時)による記者発表をお読みいただければ分かるとおり、防衛省から和歌山県に対する「売り込み」を仁坂知事が受け入れたことによって実現した計画であり、県民はその結果だけ知らされて驚いたという次第です(少なくとも私はそうです)。
 
 ところで、冒頭から長々と引用したのは、そもそも受入側の和歌山県民の中で、以上のような経緯を十分に認識している人がどれほどいるのか甚だ心許ないということがある上に、全国的に見ても、防災訓練へのオスプレイ参加が実現するのが(本当に飛んで来ればの話ですが)この和歌山県が全国初となるからです。
 実は、小野寺防衛大臣の発表の中で触れられていた「去る10月に天候不良で中止しまし
高知県を中心に行う『日米共同統合防災訓練』」については、今年の2月7日に仕切り直しで実施予定であったところ、再び「天候、視界不良、着氷の可能性から」オスプレイの参加は取りやめとなり(2014年2月8日「しんぶん赤旗」)、10月19日の和歌山県津波災害対応実践訓練」が、否応なく「全国初」となってしまった訳です。
 
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-02-08/2014020802_04_1.html
 
 それでは、10月19日、オスプレイは具体的に和歌山に飛んで来て何をするのか?
 上記の文書による発表資料だけではよく分かりませんが、オスプレイの訓練参加を歓迎する
記事を読めばあらましが分かります。
 
産経WEST 2014年7月30日
オスプレイ津波訓練参加「どんどん来て協力して」と和歌山県知事は期待
 
http://www.sankei.com/west/news/140730/wst1407300071-n1.html
(抜粋引用開始)
 和歌山県が主催する10月の津波災害対応実践訓練の詳細が29日、明らかになり、米
海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、緊急物資輸送と重傷者の搬送訓練に参加することになった。仁坂吉伸知事は同日の定例会見で「オスプレイは航続距離も長く、スピードも速い。どんどん来て協力してもらえたら」と、災害時の活躍に期待を寄せた。
 県によると、オスプレイが自治体主催の防災訓練に参加するのは、今回が初めて。訓練は
10月19日、東海・東南海・南海3連動地震を想定し、災害対策本部となる県庁南別館のほか、田辺市白浜町串本町で実施される。陸海空自衛隊在日米軍、県警、医療機関など約80機関5千人が参加。航空機26機、艦艇4隻も加わり、過去最大規模となる。
 オスプレイ普天間飛行場沖縄県宜野湾市)から岩国基地山口県岩国市)を経由し、
和歌山へ。南紀白浜空港で水などの救援物資を積み込み、串本町潮岬の望楼の芝に着陸。重傷者役の自治体職員を、串本沖に配備する海上自衛隊護衛艦「いせ」に搬送する。県危機管理局の高瀬一郎局長は「住宅地などは飛ばず、安全な高度・ルートで飛行する」と強調。オスプレイは2機参加するが、うち1機は予備として上空に待機するという。
 また、米海兵隊の輸送機CH-53Eスーパースタリオンも参加し、南紀白浜空港から災害
派遣医療チーム(DMAT)を串本町へ移送する。
(略)
(引用終わり)
 
 なお、上記記事の元ダネは、7月29日付報道発表資料の他、同日に開催された仁坂知事による定例記者会見ですが、会見の内容は和歌山県WEBサイトで動画と文字起こしの双方で確認できます。
 
2014年7月29日 仁坂吉伸知事 定例記者会見
動画 
http://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/press_animation/press_animation_backN.html
※「7月29日(再生時間:27分)」の右横のバナーをクリック
文字起こし 
http://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/press/260729/index.html
 
 訓練の概略を図示したイメージ図も発表資料の中にあります。
 
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/file/19709_2.pdf
 
 ちなみに、護衛艦「いせ」というのは、「ひゅうが」型護衛艦の2番艦であり、外国ではヘリコプター空母と分類されるような艦船です。
 
http://www.mod.go.jp/msdf/formal/gallery/ships/dd/hyuga/181.html
 
 在日米海兵隊YouTubeチャンネルに、日米合同訓練により、オスプレイが「いせ」に着艦する映像がアップされていました。
 
新型輸送機オスプレイ海上自衛隊護衛艦いせに着艦(2013年12月12日アップ)
 
https://www.youtube.com/watch?v=evNSt0dCDs8
 
 それで、和歌山に飛んで来る「普天間」発、「岩国」経由のオスプレイです。まさか、日の丸星条旗の小旗を子どもに振らせて歓迎するなどというパフォーマンスは(災害訓練ですからね)いくら何でもないでしょうが・・・。
 
 和歌山県下では、今週末の10月5日(日)に和歌山市で、飛来当日の10月19日(日)
白浜町現地で、それぞれ以下のとおりの集会が開催されます。
 もちろん、オスプレイの飛来を歓迎しない人々による集会です。
 以下、2つの集会の概要をチラシからご紹介します。
 
2014年10月5日(日)13:00(受付開始12:00)
和歌山公園(城内) 砂の丸広場
防災訓練へのオスプレイ参加の中止を求める関西集会
(チラシから引用開始)
 
http://web2.nazca.co.jp/nwkv89851/osprey141005.pdf
 和歌山県は10月18日・19日に、米軍機オスプレイが参加する防災訓練を実施します。自
治体主催の防災訓練にオスプレイが参加するのは和歌山県がはじめてです。オスプレイについては米軍関係者や専門家から機体の安全性を疑う意見や知見が多数提起され、オスプレイの防災訓練参加は防災訓練にとり、かえってその目的を阻害するものと考えます。全国知事会、沖縄の全ての県市町村をはじめ多くの地方自治体から飛行訓練反対の声があがる、「防災訓練へのオスプレイ参加の中止を求める関西集会」に多くの仲間の集結を呼びかけます。
[集会]13:00?14:30
1.関西フォーラム代表挨拶
2.フォーラム平和・人権・環境代表挨拶
3.和歌山フォーラム代表挨拶
4.連帯挨拶
5.各府県取り組み報告
6.(和歌山県との)交渉経過報告
7.集会宣言
[デモコース]14:30?15:30
砂の丸広場→和歌山市役所前交差点→公園前交差点→けやき大通り→JR和歌山駅
交差点(流れ解散)
[お問い合わせ]関西フォーラム 大阪市北区天神橋3-9-27 PLP会館3F
 TEL:06-6351-0793 FAX:06-6358-1639
 
2014年10月19日(日)9:30~(予定)
○集会:白浜町平草原公園 ○アピール行動:白浜空港近辺
防災訓練への米軍オスプレイ参加反対!10.19抗議集会
(チラシから引用開始)
 
http://web2.nazca.co.jp/nwkv89851/osprey141019.pdf
防災訓練に危険なオスプレイはいらない!
日本全土でのオスプレイ訓練をゆるさない!
[日程(予定)]
09:30[集会]平草原公園
 挨拶・情勢報告・スピーチ・アピール採択
10:00[移動]
10:30~11:30[アピール行動]白浜空港付近

◆当日、平草原公園の駐車場は利用できません。
集会実行委員会 田辺市高雄1-10-8 地評西牟婁支部内 
 FAX:0739-22-2162
 
 ところで、私の知人である里崎正さんのFacebookから、今年の2月7日に投稿された写真と文章をご紹介したいと思います。
 
https://www.facebook.com/tadashi.satozaki/posts/272046232951548
 
(引用開始)
 7日、 米軍のオスプレイが参加する日米共同統合防災訓練の抗議集会が 高知県香南市
陸上自衛隊高知駐屯地門前で開催された。小雨が降る中、11時45分から集会がはじまる。和歌山からも5名がこの集会に参加しました。和歌山県平和委員会、安保県民会議から2名が参加。前日の南海フェリーに乗り高知入りました。途中、すごい吹雪に合ってビックリでした。
 この防災訓練は、昨年10月に台風により中止した訓練を再開したものです。時間通り集会
は開会され、主催者の郷土の軍事化に反対する高知連絡会のあいさつに続き、労働組合平和センター、平和委員会、共産党社民党新社会党の代表が次々にあいさつ。県外からも、岩国、岡山、愛媛、徳島、和歌山の代表が連帯の言葉を述べました。大雪の為、米軍のオスプレイは防災訓練に参加しない発表。これぐらいの雪で訓練に参加できないオスプレイは災
害救助に役立たないと参加者は口々話していました。悪天候の中でも、集会には400名以上の方が参加。現地のマスコミ、テレビ局もたくさん取材に集まっています。その参加者の上を、自衛隊のヘリが低空飛行し、爆音と威圧するような旋回をする中集会がすすめられました。50普通科連隊の駐屯地へオスプレイは、本来12時過ぎに着陸し、そして高知沖に停泊中のヘリ空母ひゅうがに向け飛び立つ計画でした。集会もこのオスプレイを監視してから終わる予定でしたが、オスプレイが飛来しないので抗議のシュプレヒコールと集会決議を採択して散会となりました。帰路も吹雪にあい、やっと徳島に。この10月、和歌山県主催の防災訓練に米軍オスプレイが参加を止めさせるのに、何ができるのか、考えながら帰ってきました。
(引用終わり)
 
 この投稿に対して私が早速書き込んだコメントは、「里崎さん、お疲れ様でした。和歌山でまずとりかかるべきは『共同戦線』の結成でしょうか(これが一番難しい?)」というものでした。
 そして、それから8ヶ月が過ぎ、私は上記2枚のチラシを、昨日(10月1日)実施した第5回
憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」(主催:憲法9条を守る和歌山弁護士の会)の出前に、10月5日の集会については和歌山県平和フォーラムの藤原慎一郎さんから、10月19日の集会については里崎正さん(肩書きあり過ぎてどれか分からなかった)から、それぞれいただいたのでした。
 まあ、私が何を言いたいかは、これ以上くどくどと書くまでもないでしょうし、そんなことは、藤原
さんや里崎さんが一番よく分かっていることですよね。
 それぞれの集会での「連帯挨拶」や「アピール」にサプライズはないのだろうか?と期待しながら、
5日の和歌山市の集会には何とか参加できるかなと考えています。