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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

アンコール放送『音で描く賢治の宇宙~冨田勲×初音ミク 異次元コラボ~』(5/29ETV特集)のご紹介

 今晩(2016年5月20日)配信した「メルマガ金原No.2462」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
アンコール放送『音で描く賢治の宇宙~冨田勲×初音ミク 異次元コラボ~』(5/29ETV特集)のご紹介

 昨日、久々の大作(?)「「内閣総理大臣である私は立法府の長?」~会議録と動画で振り返る安倍晋三首相の【4事例】」を書き上げた疲れが残っており、今日は、もっと短時間で書ける、できれば「さわやかな」題材はないかと探したところ、興味深い番組が、ETV特集でアンコール放送されるとい
う告知を見つけました。
 
NHK・Eテレ ETV特集
2016年5月29日(日)午前0時50分~午前1時50分
「音で描く賢治の宇宙~冨田勲×初音ミク 異次元コラボ~」
アンコール放送告知
「アンコール放送。先日亡くなった作曲家・冨田勲さんが、4年前の秋、宮沢賢治をテーマにした「イーハ
トーヴ交響曲」を発表。賢治作品がもつ独特の世界を表現するため、ソリストに起用したのは、今大人気の歌うCGキャラクター“初音ミク”。ミクとオーケストラが初共演する舞台に、大きな壁が立ちはだかる。一体どんなコンサートになるのか、その舞台裏に密着。少年時代の夢を形にしたという交響曲。そこに込められた思いに迫る。」
2013年2月3日初回放送番組告知
「日本を代表する作曲家の一人、冨田勲さん(80歳)。自身の集大成となる「交響曲」を作曲しました。その名も「イーハトーヴ交響曲」。テーマは、冨田さんが長年描きたいと思い続けてきた、作家・宮沢賢治の世界です。賢治の4次元的・宇宙的な世界観を、どうやって音楽で表すか。悩んだ末、冨田さんが思いついたのは、なんとインターネットの動画サイトで大人気のバーチャル・シンガー“初音ミク”の起用。こうしてオーケストラと初音ミク、200人の合唱が奏でる、前代未聞の壮大な交響曲が生まれることに。その5か月に及ぶ制作過程に密着。なぜ宮沢賢治の世界に初音ミクなのか。そして、交響曲誕生の裏に秘められた、賢治の「雨ニモマケズ」をめぐる10年越しの約束とは。みずからも少年時代に大地震被災したという冨田さんが交響曲に託した、東北の被災者への思いとは。人生の集大成だ、という「イ
ーハトーヴ交響曲」に込められた冨田さんの思いに迫ります。」

 今年の5月5日に84歳で亡くなられた冨田勲さんは、日本で長年暮らしながら、その音楽を1度も聴いたことのない人って、少なくとも大人である限り、ほとんどいないのではないかというほど、多彩なジ
ャンルに多くの名曲を残された作曲家でした。
 RCAと契約して次々と世に送り出し、「シンセサイザーの冨田」の名を世界に知らしめたアルバム(もちろんLPレコードです)の数々は、私も何枚か購入し、今でも探せば自宅のどこかにあるはずです。『月の光』、『惑星』、『宇宙幻想』などを買ったのは確実で、『展覧会の絵』は、何度も聴いたことがあるのは間違いないものの、LPを買ったのか、カセットテープを買ったのか(そういうメディアも売っ
ていたのです)、FM放送をエアチェックしたのか、記憶が定かではありません。
 けれども、私が冨田勲さんと聞いてまずまっさきに思い出すのは、手塚治虫さんのアニメーション『ジ
ャングル大帝』のあの雄大なテーマ曲なのです。
 実はこのテーマ曲についての興味深いエピソードがWikipediaで紹介されていました(「ジャングル大帝」の項)。
 
(引用開始) 
 冨田勲の回想によれば、虫プロダクション製作のテレビ漫画「ジャングル大帝」の作曲担当として直接手塚本人から依頼があり冨田はこれを受けたが、その楽曲打ち合わせの際、スタジオの一角にあった古いピアノで、チャイコフスキー交響曲を手塚自らが弾いてみせ、自分の要望する雄大なクラシック音楽のイメージを伝えようとしたという。しかし出来上がってきた旋律の冒頭、1オクターブ+1度の跳躍について手塚は、「こんな跳躍はあり得ない」と難色を示して書き直し指示したが、冨田はこれをのらりくらりとかわして時間を稼ぎ、結局「これ以上のものは思いつかない」と、そのまま本放送に持ち込んだという。放送が始まり、主題曲は大好評を得たが、手塚は終生、冨田に対して「やはり(あの主題歌は)よかった
。私が間違っていた」とは語らなかったという。
(引用終わり)
 
 さて、ETV特集でアンコール放送される番組は、冨田勲さんの晩年の大作『イーハトーヴ交響曲の「5か月に及ぶ制作過程に密着」した番組ということで、楽しみに視聴したいと思います。


 なお、同交響曲の概要、楽章構成、引用曲、想定あるいは引用されている賢治作品、演奏記録などは、Wikipedia「イーハトーヴ交響曲」の項に要領よくまとめられています。