「無縁社会と終活~人生のエンディングを考える~」(2/9消費者ネットワークわかやま公開学習会)のご案内
2019年1月16日配信(予定)のメルマガ金原.No.3394を転載します。
「無縁社会と終活~人生のエンディングを考える~」(2/9消費者ネットワークわかやま公開学習会)のご案内
重なるときは重なるもので・・・というのは、ここ最近、「終活」というキーワードにかかわる企画をほぼ同時期に3つも目にすることになったのです。
そもそも、「終活(しゅうかつ)」とは?と言ったところで、「公的な」定義がある訳ではありません。
インターネットで検索してみれば、一般社団法人終活ジャパン協会とか、一般社団法人終活カウンセラー協会などという団体のホームページがあったりしますが、法制度としての「終活」というものはありません。ただ、一般に言われている「「人生の終わりのための活動」の略。人間が自らの死を意識して、人生の最期を迎えるに当たって執る様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉である。」(Wikipediaより)のうちのごく一部が、「遺言」などとして個別に制度化されているだけです。
その時に書いたブログが以下のものです。
2015年2月2日
3年前の3月14日に上の企画を主催した法テラス和歌山では、今年の2月23日(土)に、その続編ともいうべき「終活のススメⅡ~心穏やかな老後と残された人の幸せを願って~」を開催するのですが(和歌山県民文化会館小ホール)、それはまた機会をあらためてご紹介します(今回の企画の第1部は、映画上映ではなく落語上演です)。
以上が、「終活」関連の3つの企画の1つなのですが、あと2つのうちの1つは、私の友人で、ある障害者団体の役員をしている女性から、「終活に関する学習会を企画しているので弁護士を講師に依頼したい」という相談を受け、和歌山弁護士会高齢者・障害者支援センター運営委員会を紹介したというものです。
そして、3つめの「終活」に関わる企画というのが、今日ご紹介する消費者ネットワークわかやま公開学習会「無縁社会と終活~人生のエンディングを考える~」です。
もっとも、私自身、この企画に関わっている訳ではなく、単に主催団体の役員の方からチラシをいただいただけなので、そこに記載された以上の情報の持ち合わせはありません。
ただ、そのチラシに「最近では「終活」を狙った悪徳商法や詐欺が問題となっています。」とあるのを読み、インターネットで「終活」と検索してヒットするサイトを子細に見ていくと、そういうサイトを公開しているところ自体は「悪徳商法や詐欺」と無関係であったとしても、「終活」が、新手の消費者被害の素材になりつつあるという事情も、「そうかもしれない」と何だかうなずかれるような気がしてきます。
それにしても、こう私の周辺で「終活」という言葉を頻繁に聞くようになるとは、これが「時流」というものでしょうか。
以下に、「無縁社会と終活」のチラシ記載情報をご紹介します。
(チラシから引用開始)
消費者ネットワークわかやま 公開学習会
無縁社会と終活~人生のエンディングを考える~
人と人とのつながりが希薄化するなか、1人で孤独に亡くなり、引き取り手もない「無縁死」が急増しています。
そうした中で、人生の最期を考え、準備する「終活」への関心が高まっています。最近では「終活」を狙った悪徳商法や詐欺が問題となっています。
無縁社会や終活にともなう消費者トラブルについて学び、人生のエンディングについて、一緒に考えてみませんか。
講師プロフィール
板垣淑子(いたがき・よしこ)さん
NHK名古屋放送局 報道部(報道番組)チーフ・プロデューサー
1994年NHK入局。報道局制作センター、大型企画開発センター、報道局社会番組部あどをへて、現在は名古屋放送局報道部チーフ・プロデューサー。主な担当番組は、NHKスペシャル「ワーキングプア~働いても働いても豊かになれない(2006年)」(ギャラクシー賞大賞)、同「無縁社会~“無縁死”3万2千人の衝撃~(2010年)」(菊池寛賞)、同「終の住家はどこに 老人漂流社会(2012年)」、などを制作。2015年、放送文化基金賞個人賞を受賞。
日時 2019年2月9日(土)開場13:00 講演13:30~15:30
(和歌山市北出島1丁目5-47)
お問合せ 消費者ネットワークわかやま 事務局 ☎073-474-1124
(引用終わり)
(参考サイト)
○「無縁社会から有縁社会へ ~高齢者の孤立をなくすために~」(2018年8月)