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ゆら登信(たかのぶ)候補(和歌山県選挙区・無所属)からの最後の訴え~最終日(7/9)和歌山市・パームシティ前にて

ゆら登信(たかのぶ)候補和歌山県選挙区・無所属)からの最後の訴え~最終日(7/9)和歌山市・パームシティ前にて
(配信日:2016年7月9日)
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。

 第24回参議院議員通常選挙の投票日を明日に控えた7月9日(土)、朝方から強い雨に見舞われた和歌山市では、各陣営・各候補の最後の訴えが行われています。
 ここでは、午前11時30分ころから、スーパーセンターオークワ パームシティ和歌山店向かい、和歌山市民体育館前で行われた野党統一候補・ゆら登信(たかのぶ)候補による街頭演説の内容を文字起こししてご紹介します。
 ゆらさんは、最終日のこの場所では、平和と憲法に力点を置いて訴えました。

 なお、文字起こしは、「九条の会・きし」の貴志公一さんが撮影してFacebookにアップしてくださった動画を視聴しながら行いましたが、冒頭の収録されていない部分は、私の記憶に基づく再現であり、また、途中何カ所かどうしても聴き取れない部分がありましたが、そこを飛ばしても文意が通じると判断しましたので、一々(聴取不能)の箇所は明示していません。
 
ゆら登信(たかのぶ)候補(和歌山県選挙区・無所属)からの最後の訴え
2016年7月9日(土)午前11時30分~
スーパーセンターオークワ パームシティ和歌山店向かい、和歌山市民体育館前にて
(文字起こし開始)
 みなさん、こんにちは。私は、参議院選挙和歌山選挙区の候補者、ゆら登信(たかのぶ)です。明日の投票日を控えて、その最後のお願い、訴えにあがりました。しばらくの間お時間いただきまして、ご協力のほどよろしくお願い致します。
 私は、市民連合わかやまが擁立し、そして野党に支えられて選挙戦を闘ってまいりました。民進党にも協力いただいて、私を候補者とすることに協力くださいました。また、日本共産党社民党、生活の党、緑の党も、私を推薦して頑張っております。

 私は、市民連合わかやまの熱い気持ちを引き取って、候補者となりました。市民連合わかやまは、今の安倍政治は危ない、その暴走を何としても止めなければならない、この熱い思いで立ち上がりました。
 
 去年9月に強行した安保関連法という名前の戦争する国づくりの法律、これは、これまで70年間、自衛隊が海外で人を殺すこともなく、また、殺されることもなかった、それがこれからはがらっと変わります。日本を守るための法制度ではないんです。それは、日本が攻められてもいないにもかかわらず、アメリカと一緒になって、海外に自衛隊を出していく、そして、武器の使用も含めた武力行使をする。戦闘行為の間近で支援活動をする、そのための法制度を整えたものなんです。
 「だれのこどもも殺させない」ママの会が各地で今声を上げています。
 この憲法9条に違反して強行した法律、これを直ちに止めさせなければなりません。日本もやっぱりアメリカと同じように侵略行為をしてくる国なんだ、そして、テロの対象国と、そういうふうに見られてしまう。そういうことになってきます。テロ行為を心配しなければいけない日本にさせていいのか?若い自衛隊員にも、日本を守りたい、災害救助のために志願して入ってきた若い自衛隊員も、命令で海外に送り込んで、そこで戦闘行為を命じて、命を落とさせていいのか?そこが問われています。
 明日の参議院選挙で、この憲法違反の戦争法に賛成して、成立に手を貸した自民党候補に、鶴保候補に投票しないでください。戦争への道を認める、そういう投票になります。
 私、ゆら登信(たかのぶ)は、市民連合(わかやま)から、安倍政治による戦争への道をストップしたいという思いで擁立されました。私は、この熱い思いで、戦争法を廃止する、戦争への道をストップするため、全力を尽くします。どうか、ゆら登信(たかのぶ)に投票してください。そして、国会に押し上げてください。よろしくお願い致します。

 そして今、安倍さんは、今度の参議院選挙で2/3以上改憲勢力が議席を占めて、憲法を改正する、こう言い出しました。公言してます。公約の中に憲法改正は入れてますが、安倍さんはずるいです。どこを、どう変えたいんだ。だからこの選挙の時に、皆さんに議論していただいて、選挙で審判をあおぎたい、これが本来の政治のありかたですよ。政治の根本である憲法を変えようという訳ですから、そういうふうにきちっと、選挙で信を問うべきなんです。
 しかし、皆さん、安倍さんは逃げてます。答弁じゃ「ない」なんて言ってます。「選挙終わってから考える」なんて言ってます。しかし、これは嘘です。自民党は既に、自民党大会で憲法改正草案を決定してるんです。自民党党首である安倍さんは、党大会決定を実行するに決まってるじゃないですか。
 皆さん、この自民党憲法改正草案の内容はひどい内容です。非常に恐ろしいものです。目を疑うようなものです。まず、天皇は「元首」であると憲法に書き込むんです。その上、憲法9条2項、陸海空軍、その他一切の戦力を持たない、交戦権は認めない、この規定をばっさり削る。そういう案です。このように、外国に出て行く制約をなくしておいて、国防軍という正式の軍隊を憲法上設けることにしています。これによって、何の制約もなく軍隊を外国に送り出していく、そんな国家が、国家の制度が憲法上完成してしまいます。軍事国家の完成です。
CIMG6303 また、皆さんの人権についても、この12条、13条の中に、国家社会の公の利益に反する、そういう自由や人権は制約できるんだという規定を置こうとしています。これ、総則規定と言いまして、全ての、自由を保障するというような人権保障規定の前に置いて、全部にかぶさります。だから、もしこんな自民党改憲案が通ってしまったら、大変なことになります。時の政府が、権力が、この新聞、テレビ、ラジオの報道が公の利益に反してる。秩序を乱している。そう思ったら、いつでも制約できる。こんな憲法上の根拠を書き込んでしまおうとしてるんです。
 思想、信条、表現の自由、また、学問の追究の自由、こういうもの全部に規制がかかってくる国家。非常に恐ろしいです。息苦しいです。
 皆さん、これは戦前の日本と同じじゃないですか。人権や自由が制約され、軍隊を持ち、外国に出て行く。そういう国家を、安倍さんは「美しい国」として描いているんです。
 安倍さんのポスターには、「この道を。力強く、前へ。」(進める)と書いてますが、こんな国家を作るのを進められたら困ります。今度の参議院選挙で、自民党公認候補に投票することは、鶴保さんに投票することは、この自民党改憲草案、憲法改悪を許すことにつながります。市民連合わかやまが、「戦争する国はアカン。ストップしよう」として擁立した、選んだこの私、ゆら登信(たかのぶ)にご投票ください。そして、皆さん、一緒にこの平和の憲法、世界の宝の憲法9条を子どもや孫たちに引き継いでいきましょう。どうか明日の選挙、ゆら登信(たかのぶ)へ投票、お願い致します。国会へ送ってください。勝たしてください。お願い致します。
 
 また、明日の選挙で、皆さん、アベノミクスで本当に恩恵があったのか、したたり落ちてきたのか、生活は苦しくないのか、この実感を、怒りを明日の選挙にぶつけてください。大企業が儲かれば、国民にも恩恵がそのうちしたたり落ちてくるだろう、だから待っておれ、というのがアベノミクスです。しかし、皆さん、したたり落ちてなんかきやしないじゃないですか。逆に、実質賃金は5年連続下がっています。年金引き下げをされました。これからもされます。消費税は5%から8%に上げられました。物価は上がりました。これは円安誘導のせいです。
 そして、大学の授業料は高く、奨学金に現在苦しんでいる学生、たくさんいます。皆さん、今こそ市民が、国民が豊かになる政治へ、転換する時です。アベノミクスを、アクセルを踏んで強く推し進められては困ります。これをもう止めよう。そして、直接国民が幸せになるような政策をとらせましょうよ。実質賃金の引き下げではなく、最低賃金を引き上げていく。国で基準を設けて、時給1,000円、1,500円にしていく。非正規雇用が4割になりました。正規職員、36万人減りました。しかし、正規雇用が原則でしょう。非正規の拡大ではなく、非正規は規制していきましょう。臨時的、どうしようもない場合だけにする。そんな法制度にしましょう。そして、年金の引き下げを止める。これを上げていく。中小企業への振興予算が少ない。1,800億円台から1兆円台に大幅に上げて、中小企業を豊かにする、活発化する。そこで働く労働者も、働く人たちも安心できる。そういう政策への転換を、皆さん、この参議院選挙の投票でなし遂げましょう。ゆら登信(たかのぶ)へ投票してください。 そして、私を国会にお送りください。そういう仕事をさせてください。どうかよろしくお願い致します。

 明日が投票日です。この明日の選挙結果で、和歌山が変わります。そして、日本が変わります。どうか皆さん、ゆら登信(たかのぶ)にご投票ください。お願い致します。この場をお借りしましての、ゆら登信(たかのぶ)の最後の訴えを終わらせていただきます。あと一歩に迫っております。どうかよろしくお願い致します。
 雨の中、応援された皆さん、ご苦労様でした。ありがとうございました。遠くでご静聴いただきました皆さん、ありがとうございました。
(文字起こし終わり)
 
 ちなみに、動画の中で、街宣車の右の方で、青い傘をさしながら(終わりの方ではたたんでしまいましたが)、道行く車に向かって手を振っているのが私です。
 やっぱり、ただボードを持って立っているだけよりも、手を振った方が、見ている方もやっている方も気持ちがいいですよね。最初は何だか気恥ずかしかったのですが、慣れてくるとこれが当然という気分になってきました。
 まだ一度も選挙運動に参加したこいとがないという人にも(次の機会には)是非お勧めしたいですね。