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大田昌秀元沖縄県知事追悼放送~ETV特集『本土に問う~普天間移設問題の根底~』(初回放送2010年4月25日)

 今晩(2017年6月14日)配信した「メルマガ金原No.2843」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
大田昌秀沖縄県知事追悼放送~ETV特集『本土に問う~普天間移設問題の根底~』(初回放送2010年4月25日)

 法務委員会での採決を省略し、「中間報告」だけで共謀罪法案(組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案)の参議院本会議での強行採決を図るという与党及びそれに同調する政党の方針に対し、立憲野党が最後の抵抗を試みる状況を参議院インターネット審議中継で見ています。
 別の抵抗の方法もあったのではないかと思わないではありませんが、とりあえず反対のために頑張る真の野党にエールを送りましょう。

 参議院インターネット審議中継を最後まで見ていては、おそらく今晩中にメルマガ(ブログ)を配信で
きないと思いますので、今晩は可能な限り手短に書ける素材で、しかも重要なお知らせをしたいと思います。
 それは、6月12日に亡くなられた大田昌秀沖縄県知事を追悼して、ETV特集が以下の番組を再放送するというニュースです。
 
沖縄・普天間基地の移設先問題。この問題は、これまでどのような変遷をたどってきたのか?当事者たちは基地問題にどのように向き合ってきたのか?元沖縄県知事として基地返還問題と向き合ってきた大田昌秀氏と元沖縄担当首相補佐官岡本行夫氏、元沖縄県知事・稲嶺恵一氏との対話などを通じて、沖縄の基地問題を考えていく。」

 調べてみると、この番組は、2010年4月25日に放送されていました。
 この放送日のわずか9日後の5月4日、普天間基地の「最低でも県外」を主張していたはずの鳩山由紀夫首相(民主党)が、「学べば学ぶにつけて、海兵隊の役割を考えた時にそれがすべて連携していると、そのなかで抑止力が維持できる」として、県外移設を断念することとなったのでした(※参考動画)。
 それから7年余り、普天間辺野古をめぐる状況は、私たちの目からは「悪化の一途」をたどっているとしか見えませんが、ここで7年前の大田昌秀元知事の発言を振り返ることには、大きな意義があるのではと思います。視聴をお薦めします。
 

(付録)
『名護んちゅ肝心(チムグクル)』 作詞・作曲・演奏:松原洋一

1.ジュゴンの泳ぐこの海に
  命どぅ宝の在り処見る
  金と脅しに屈しない
  名護んちゅ清しゃ 肝心(チムグクル)

2.デイゴの花咲くこの丘で
  平安願う祈り聴く
  新たな基地は作らせぬ
  名護んちゅ清しゃ 肝心(チムグクル)

3.オジイオバアのテント小屋
  未来を手渡すカギがある
  朝まで踊ろうカチャーシー
  名護んちゅ清しゃ 肝心(チムグクル)

4.嫌なものみんな押し付けて
  米軍は必要とすまし顔
  さてさて本土(ヤマト)はどないする?
  名護んちゅ清しゃ 肝心(チムグクル)
  名護んちゅ清しゃ 肝心(チムグクル)