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今年の憲法フェスタ(11/3守ろう9条 紀の川 市民の会)は本秀紀(もと・ひでのり)さん~歌う憲法学者が語る9条と自衛隊

 2017年9月15日配信(予定)のメルマガ金原.No.2936を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
今年の憲法フェスタ(11/3守ろう9条 紀の川 市民の会)は本秀紀(もと・ひでのり)さん~歌う憲法学者が語る9条と自衛隊
 
 私も運営委員の一員として企画に関わってきた「守ろう9条 紀の川 市民の会」がお招きした憲法研究者の皆さんの講演内容を、同会運営委員でもある南本勲さんが、「九条の会・わかやま」事務局として、同会の会紙に掲載してきた講演要旨にリンクしてご紹介したものです。
 「守ろう9条 紀の川 市民の会」では、毎年春に総会、秋(11月3日に会場が押さえられればその日にするのが慣例)に憲法フェスタを開催し、そこで記念講演をお願いしているのですが、今年の春の総会(2017年4月1日)で講演していただいた立命館大学教授の植松健一先生を、私が駅まで車でお送りする途中、次の憲法フェスタの記念講演をお願いする候補者に話が及び、「秋の憲法フェスタでは、だいたい音楽の要素も盛り込むのが例となっています。」というようなことから、音楽を得意とする憲法研究者として、志田陽子先生(武蔵野美術大学教授)などが話題に上った後、植松先生から、「歌う憲法学者ということでいえば、名古屋大学の本秀紀(もと・ひでのり)先生のギター弾き語りは見事ですよ。」というご推薦(?)があり、次の「守ろう9条 紀の川 市民の会」の運営委員会の席上、私がその話を披露すると、「早速、本先生にお願いしてみよう」と衆議一決したという次第です。
 もちろん、「歌う憲法学者」という評判だけでお願いした訳ではなく、法学館憲法研究所サイトの「今週の一言」コーナーに掲載された本先生の文章「憲法研究者〈全国出前講師団〉結成!いつでもどこでも講師の出前承ります」の内容に感銘を受けたこと、本先生のお話されている以下の動画を視聴して、難しいことでも分かりやすくかみ砕いて説明していただけるのではないか、などと考えて講師をお願いすることにしたのでした。
 
「プロフェッショナルに聞く自民党改憲草案」①緊急事態条項(憲法学者・本秀紀さん)(20分)
 

 
 ということで、今年も11月3日(金・文化の日)、いつもと同じ和歌山市河北コミュニティセンターを会場として、「第14回憲法フェスタ 9条をまんなかに~えがこう平和への道~」を開催します。
 以下に、チラシ記載情報を転記します。1人でも多くの方に参加いただきますよう、よろしくお願いします。
 付言すると、今年の「11月3日」は、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」から、以下のような「行動提起」がなされている特別な一日なのでした。
「当面11月3日は、東京は午後2時(14時)開始で、10万人を超える規模で国会包囲の大行動に取り組みたいと思います。全国にも、連携した集会・行動に、100万人を超える皆さんの参加を募ること、成功させることを、今日の時点で確認をし、皆さまとともに準備を進めてまいりましょう。」(9月8日のキック・オフ集会での戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共同代表の小田川義和さんによる行動提起から)
 とにかく、目指す目的は共通なのですから、和歌山市河北コミセンに集った方も、「100万人」の一部に是非カウントしてもらうことにしましょう。
 
チラシから引用開始)
-表面-
第14回 憲法フェスタ 9条をまんなかに~えがこう平和への道~
 
開催日:2017年11月3日(金・祝)
会  場:河北コミュニティセンター
      (和歌山市市小路192-3<アクセスは裏面>)
入場無料 予約不要
会員でなくてもどなたでもご参加いただけます!
 
メイン会場(2F多目的ホール
【開始】14:00 【終了】16:30頃
第1部 治安維持法犠牲者親族のお話
 治安維持法現代版・共謀罪法の廃止を目指して、「治安維持法による弾圧はどんなものだったか」を和歌山県出身の弾圧犠牲者・戸台俊一氏の甥の戸台敏治さんからお話しいただきます。
第2部 講演「安倍政権の9条破壊を許さない~海外で戦争する『自衛隊』は認められない~」
 講師 本 秀紀(もと・ひでのり)さん
     (歌う憲法学者名古屋大学大学院教授・憲法学)
 安倍首相は5月3日、ビデオメッセージで、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」「9条1項、2項を残しつつ、自衛隊憲法に明文で書き込む」と言っています。3項に自衛隊を書き込むと、1項、2項が存在する意味がなくなり、戦争法が施行された今、海外での無制限な武力の行使という大改悪になります。
 歌う憲法学者の異名をとる本先生の歌も楽しみながら、安倍改憲を許さないために何をすべきかを学びたいと思います。
 
映像の部屋(2F活動室小)
上映時間 ①10:00~11:05 ②11:15~12:20
DVD上映「高江-森が泣いている2」
 沖縄・高江で、立ち入りを禁止して、米軍北部訓練場の内側で進むヘリパッド建設の実態を伝えるドキュメンタリー映像。藤本幸久・影山あさこ共同監督作品。あなたも現場の目撃者です。
協賛:和歌山県平和フォーラム
※注 和歌山県平和フォーラムが上映権付で購入したDVDを、同フォーラムのご協力を得て上映します。
 
展示の部屋(2F活動室大1)10:00~13:45
 地域のみなさんの文化作品、絵・書・写真・絵手紙・リフォーム・手芸・陶芸などの展示と、交流・おしゃべりの場です。喫茶コーナーもあります。
 
リサイクルひろば(2F活動室大2)10:15~13:00
 今年も「リサイクルひろば」やります。着なくなった服や雑貨などを、袋持参でもらいにきてください。(申し込み不要)譲ってくださる方も大募集。
 
写真展示(2F多目的ホール)10:00~14:00
ヒロシマナガサキ 原爆と人間」
 被爆と被曝の実相を示す35枚の写真パネルです。原爆・原発と人間は共存できません。
 
主催:守ろう9条 紀の川 市民の会  お問合せ先:073-462-0539 原
 
-裏面-
出演者ご紹介
治安維持法犠牲者親族(戸台敏治さん)のお話
 戸台敏治さんの叔父・戸台俊一(としいち)氏は戦前、コップ(日本プロレタリア文化連盟)の財政出版部長として活動し、宮本百合子とも親交がありました。1934年1月に検挙され、その年の10月まで、留置場で拷問を受けました。戸台俊一氏がお兄さんに出した手紙が残されています。その手紙を中心に、戸台俊一氏が行なっていた活動・人となりをお話しいただきます。
☆本 秀紀(もと・ひでのり)さん
 1988年03月 名古屋大学法学部卒業
 1993年03月 名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得
 1994年04月 名古屋大学法学部助教
 1996年05月 法学博士(名古屋大学
 2004念04月 名古屋大学大学院法学研究科教授
 著書は『政治的公共圏の憲法理論』『現代政党国家の危機と再生』(いずれも日本評論社)など多数。
 民主政の憲法理論を追究するとともに、憲法のこころを実現するために、「愛知憲法会議事務局長」「あいち九条の会事務局次長」などさまざまな活動に取り組んでおられます。また、「歌う憲法学者」との異名をとられています。もちろん、「憲法フェスタ」でも歌っていただきます。
 
<河北コミュニティセンターへのアクセス>
所在:和歌山市市小路192-3 TEL:073-480-3610 (駐車場あり)
南海本線 紀ノ川駅下車徒歩3分(改札を出て左折し120m、左折し踏切を越え180m、右側)
和歌山バス 六十谷線(川永団地⇔南海和歌山市駅)梶取東バス停下車すぐ
 
お知らせ 
①11月3日当日、託児のご希望がある場合は10月20日(木)までにご相談ください。相談先:090-3709-7136(馬場)
②補聴器を使用されている方がよりクリアにお聞きいだけるように、会場に『磁気ループ』を設置します。使用できる補聴器は「Tモード」「MTモード」です。
 
                    「第14回憲法フェスタ」へのご参加のお願い
                     守ろう9条 紀の川 市民の会 代表 原 通範
 私たちの「憲法フェスタ」も回を重ねて14回目を迎えることとなりました。『9条をまんなかに~えがこう平和への道~』を合言葉に、広く平和の問題を考えるとともに、交流と親睦を深める恒例の行事として毎年実施してきました。
 今年の「第14回憲法フェスタ」は、例年のように「展示の部屋」「映像の部屋」「リサイクルひろば」の企画を実施するとともに、メイン会場の第1部は、治安維持法の現代版と言われる「共謀罪法」の廃止を目指し、戦前の治安維持法弾圧の実態はどんなものであったかを、犠牲者の親族の方からお話しいただきます。第2部は、「歌う憲法学者」の異名をとる名古屋大学教授・本秀紀氏に「安倍政権の9条破壊を許さない~海外で戦争する『自衛隊』は認められない~」と題して講演をしていただきます。
 東京都議会議員選挙で惨敗した自民党ですが、安倍政権はまだ、改憲の策謀を捨てていません。今や、憲法改悪阻止に最大限の力を注ぐ時です。憲法改悪を絶対に許さないために、多数のみなさまのご参加をお待ちいたしております。
(引用終わり)

第14回憲法フェスタ(チラシ・表)第14回憲法フェスタ(チラシ・裏)