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「市民と歩む図書館~図書館が変わる!?~」(9/30山本健慈さん&渡部幹雄さん/和歌山市勤労者総合センター)のご案内

 2017年9月16日配信(予定)のメルマガ金原.No.2937を転載します。なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「市民と歩む図書館~図書館が変わる!?~」(9/30山本健慈さん&渡部幹雄さん/和歌山市勤労者総合センター)のご案内
 
 知人の木下さんから、興味深い企画(講演会というのかシンポというのか)のご案内をいただきましたので、是非皆さまにもご参加いただきたく(当然私も参加するつもりです)、ご案内することとしました。
 その企画とは、「市民と歩む図書館~図書館が変わる!?~」というもので、前和歌山大学学長の山本健慈さん(現国立大学協会専務理事)と、和歌山大学教授で同大学図書館長の渡部幹雄さんのお2人がダブル講師を務められます。
 図書館運営の実情に精通し、しかも、図書館の将来像を語っていただくのに相応しい方ということで出演交渉されたのだと推測しますが、よく実現しましたね。実行委員会の皆さんの頑張りに敬意を表します。
 
 なお、チラシには詳しく書かれていませんが、伝え聞くところでは、第一部では、2人の講師が、ご自身の図書館運営体験を基に30分ずつ程度の基調講演をされ、第二部では、いくつかのテーマを設定して、お2人からご意見を伺うというもののようです。第二部にコーディネーターが用意されるのか、それともお2人の事実上の「対談」というスタイルになるのかは、当日行ってみてのお楽しみということにしましょう。
 
 以下に、チラシ記載情報を引用します。
 
チラシから引用開始)
市民と歩む図書館
~図書館が変わる!?~
 
2019年、和歌山市民図書館が南海電鉄和歌山市駅に移転し、新図書館が開館します。地域の人々に愛される図書館づくりに関わってこられたおふたりのお話をお聞きしましょう。
図書館に対するイメージが変わるかもしれません。
 
日時:2017年9月30日(土)
     14:00~16:00(13:30開場)
会場:和歌山勤労者総合センター 6階 文化ホール
       和歌山市西汀丁34番地 市役所西隣(電話:073-433-1800)
 
講師 山本 健慈(ヤマモトケンジ)さん
       前和歌山大学学長、国立大学協会専務理事
    渡部 幹雄(ワタナベミキオ)さん
       和歌山大学教授、同附属図書館長
 
参加費無料:予約不要:どなたでも参加できます♪
お気軽にぜひご参加ください。
 
主催「市民と歩む図書館~図書館が変わる!?~」開催実行委員会
問合せ:090-1071-8074(木下)
(引用終わり)
 
 ところで、和歌山大学前学長の山本健慈先生といえば、感銘深く読ませていただいた卒業式式辞を2年続けてブログでご紹介したり、和歌山大学退任から国立大学協会専務理事就任までのわずかの時期に、青年法律家協会和歌山支部の講演会で講師をお願いしたりという具合に、色々とご縁があるのですが、今回の企画を耳にするまでは、山本先生と図書館の結びつきということは考えたことがありませんでした。
 山本先生といえば、和歌山大学での教育・研究活動の傍ら、お住まいの大阪府泉南郡熊取町でアトム共同保育所(現アトム共同保育園)の運営に関わってこられたことはよく知られていますが、町立熊取図書館についても、「図書館の運営に関して、図書館長の諮問に応じるとともに、図書館の行う図書館奉仕について図書館長に意見を述べる」図書館協議会の委員長として長年関与してこられたことを知りました。30日には、そのような経験を踏まえて、様々なご意見を伺えるのではないかと思います。
 
 また、和歌山大学教授、同大学図書館長の渡部幹雄先生が、非常にユニークなキャリアを積まれた図書館作りのエキスパートであることは、今回、ネット検索をして初めて知りました。
 和歌山大学公式サイトの研究者情報には経歴が載っていなかったため、複数のソースからの情報をまとめてみると、渡部先生の経歴は、「1953年11月、大分県緒方町(現在、豊後大野市緒方町)生まれ。東京学芸大学大学院修了。1989年東京都国立市民俗文化財調査員。1990年大分県緒方町立歴史民俗資料館学芸員。1994年長崎県森山町教育委員会参事。2000年滋賀県愛知川町立図書館長を経て、2008年滋賀県愛荘町教育長。2012年和歌山大学図書館長、教授。」ということになるでしょうか。
 3つの公立(町立)図書館の立ち上げを担われるという希有の経歴を積み重ね、ここ数年は、和歌山の地で大学図書館の改革に取り組んでおられます。
 渡部先生は、様々なところから講演を依頼されてお話されているようで、ネットにアップされた講演録も2つ見つけましたので、(参考サイト)としてリンクしておきました。
 
 さて、和歌山市で図書館の未来を考えるとすると、2年後に開館する新しい和歌山市民図書館が、指定管理者によって運営されるということを無視する訳にはいきませんが、今回の企画は、直接には「公立図書館と指定管理者制度」を考えるというものではありません(多分そのはずです)。
 それよりも、まずは、図書館とはどのようなものであるべきか、どのようなものになり得るのか、その理念を語っていただきたいと、私は願っています。
 そのような理想の図書館を作ろうとした場合に立ちふさがる障害は何か、それを克服するためにどうすれば良いのか、私たち市民にどのようなことが出来るのか、そのようなことを考えるヒントが得られれば、大成功だろうと思います。
 もちろん、私たち自身は、そのような学びを通じて、「公立図書館と指定管理者制度」についての認識を深めることも出来るはずです。
 多くの方のご参加をお願いします。
 
(参考サイト)
※2016年3月5日 山本健慈氏講演のレポート
※2014年9月28日 渡部幹雄氏講演(第1部)等のレポート
※2008年5月24日 滋賀県愛荘町教育長当時の渡部幹雄氏による講演録 
私立大学図書館協会 2015年度第2回研究会での渡部幹雄氏の講演録
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/山本健慈さん関連)
2014年3月27日
2015年2月6日
2015年3月25日
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/図書館問題関連)
2017年8月12日