2017年12月7日配信(予定)のメルマガ金原.No.3009を転載します。
去る11月25日付ブログ「前川喜平/寺脇研『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書)を読む」の末尾おいて、私は「ここまで読んできた人は、『対談本だけでは物足りない、お2人のダブル講演会を聴きたい』と思いませんか?(略)和歌山でも是非実現したいですね。」と書きました。
実は、この時点において、前川喜平さん、寺脇研さんのお2人に、和歌山まで講演に来ていただけるとの第一報には接していたのですが、何しろ他には何も決まっておらず(演題や講演会の構成もこれからご相談ですから)、正式に告知するのはまだ早いと思っていたのです。
ところが、上記ブログを書いた11月25日、ブログからのスピンオフとして、『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書)の中で寺脇研さんが、放送大学授業料無償化を提言されているということを、Facebookの公開グループ「放送大学ヴァーチャルキャンパス」に投稿して紹介していたところ(私は放送大学の現役学生ですから)、12月4日の晩、その私の投稿を寺脇研さんご本人がFacebookでシェアされていることに気がつきました。早速、私からお礼のコメントを入れたところ、寺脇さんから、
「来年4月27日に前川さんと和歌山に行きます。青法協和歌山支部のお招きです。」
「和歌山でお目にかかるのを楽しみにしています。」
というコメントをいただきました。
すると、この投稿にたちまち多くの人が「いいね」をしてくれ、何人もの方から「絶対行く!」という熱烈なコメントが寄せられました。その反響の大きさに正直驚いています。
もっとも、本当に充実した内容の企画にするためには、これ位の準備期間があった方が良いことも間違いありません。是非、前川さんや寺脇さんにお話いただく最も適切なテーマ、また、お2人ご一緒だからこそお聴きできる内容を主催者として提案できればと思います(私だけで決める訳ではありませんけどね)。
とにかく、2018年4月27日(金)に(開演は多分午後6時)、青年法律家協会和歌山支部が主催する「憲法記念の夕べ」の講師として、前川喜平さんと寺脇研さんのお2人においでいただくことが決まりましたので、是非今から日程をご予定ください。なお、会場は和歌山市内です。詳細は後日の続報をお待ちください。
今日は、以上の【速報】の他にもう1つ、前川喜平さん関連の情報をお伝えします。それは、早い時期から申し込んでいながら、なかなか実現しなかったIWJの岩上安身さんによるインタビューが、ようやく一昨日(12月5日)実現したというニュースです。
3時間以上に及ぶロングインタビューですから、私もまだ始めの方の40分程度を視聴
しただけですが、これはみんなに視聴して欲しいと確信しました。
ただし、IWJの会員でない方は、7分余のハイライト動画しか視聴できません。3時間以上の全編を視聴するためには、一般会員(月額1,000円または年額10,000円)かサポート会員(月額3,000円以上または年額30,000円以上)に会員登録する必要があります。
岩上さんによる長時間インタビューは、一般会員なら公開から1か月間視聴でき、サポート会員なら無期限に視聴できます。ちなみに、私は一般会員です。
慢性的な赤字に苦しむIWJを支援するためにも、是非会員登録して、この前川さんインタビューを視聴して欲しいと思います(青法協和歌山支部の会員にも勧めよう)。
前川さんの寺脇研さんとの共著『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書)を読んで感銘を受けた人(私もそうです)にとって、本の中で言及されているエピソードがより詳しく具体的に語られる部分が次々と登場するようなのです。これは見ない訳にはいかないでしょう。
岩上さんのインタビューは、時として自説を押し付けがちという印象を受けることもあるのですが、今回の前川さんに対するインタビューは、少なくとも私が視聴した範囲では、そういうことはなく、前川さんの考えを自然に引き出していると感じました。そういう意味からも、前川喜平氏という希有な人格をまるごと理解したいと望む人にとって、必見のインタビューだと自信をもってお薦めします。
記事公開日:2017.12.5 取材地:東京都 動画独自
ハイライト動画(7分22秒)
(弁護士・金原徹雄のブログから/前川喜平氏関連)
2017年6月2日
前川喜平前文部科学事務次官の記者会見&インタビュー動画を視聴する
2017年7月22日
2017年11月25日