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国会パブリックビューイング第1回シンポジウム「『国会を、取り戻す。』-国会可視化が政治を変える-」(2018年8月3日)を視聴する

 2018年8月5日配信(予定)のメルマガ金原No.3230を転載します。
 
国会パブリックビューイング第1回シンポジウム「『国会を、取り戻す。』-国会可視化が政治を変える-」(2018年8月3日)を視聴する
 
 昨日は、5人の憲法研究者が共同で書かれた『国会を、取り戻そう!議会制民主主義の明日のために』という本をご紹介しましたが、今日動画をご紹介するイベントのタイトルが「『国会を、取り戻す。』-国会可視化が政治を変える-」(於:参議院議員会館)となったのが、偶然なのか、それとも必然であったのか、実は、私もよく分かりません。
 
 8月3日(金)に行われた「『国会を、取り戻す。』-国会可視化が政治を変える-」は、国会パブリックビューイング(代表:上西充子法政大学教授)第1回シンポジウムとして開催されたものであり、主催団体のホームページに書かれた「国会パブリックビューイングとは」を読んでみると、昨日ご紹介した7月5日刊行の書籍と問題意識は共通しているように思われます(でなければ、これほど似通った表題になる訳ないですしね。「国会を」の次に読点(、)が来るところまで一緒)。
 
(引用開始)
 「国民の代表機関」である国会では、一日あたり数億円もの国費をかけて審議が行われています。その審議は、もちろん広く国民のために行われているものであるはずですが、実際には私たちにとってあまりなじみがなく、分かりにくい存在になってしまっています。
 私たちがテレビのニュース等で国会審議の様子を目にする時には、ごく短い断片的な情報になっていますし、そこには報道側の様々な都合や思惑も入っています。国会や行政が適切に機能している時には、それでも大きな問題にはならないのですが、機能不全に陥っている状況では、国会で何が行われているのか、国民はしっかりと理解する必要があります。
 国会パブリックビューイングは、現実の国会の審議の様子を街角で上映することで、「国民の代表機関」の実態を多くの人たちに向け可視化し、透明性を高めることを目的としています。そして、虚偽答弁やごまかし、論点ずらしや言い逃れ等の、甚だしく不誠実で民主的議論の精神にもとる行為への抑止効果を発揮していくことを目指しています。
 この取り組みが始まったきっかけは、労働問題を専門とする上西充子が、高度プロフェッショナル制度の立法過程の問題を広く世に問いたいと呼びかけたことでしたが、国会パブリックビューイングという方法は、他の色々な問題でも活用できるものです。
 特定のグループだけでなく、全国各地で誰でも同様の取り組みができるようにすることで、この国の政治をより民主的なものに変えていくことに寄与したいと願っています。
代表:上西充子(法政大学教授)
 
国会パブリックビューイング公式SNSアカウント
   Twilog
活動資金ご支援のお願い
(引用終わり)
 
 「現実の国会の審議の様子を街角で上映することで」、「虚偽答弁やごまかし、論点ずらしや言い逃れ等の、甚だしく不誠実で民主的議論の精神にもとる行為への抑止効果を発揮していくことを目指」すという「国会パブリックビューイング」は、「あなたにもできる!国会パブリックビューイング」というコーナーを設け(公式サイトの左サイドバーから入れます)、実践活動の全国展開を呼びかけています。上映するコンテンツは、衆参両院のインターネット審議中継で配信される映像を使用することになるでしょうから、それらの映像の著作権についての見解も掲載されています。
 
 『国会を、取り戻そう!議会制民主主義の明日のために』の「Ⅲ 私たちにできることは何だろう」では、5つの章を立て、具体的な実践に結びつく提言が行われていますが、この「国会パブリックビューイング」は、より一層「具体的」な「国会を、取り戻す」ための手法を提言しています。
 「イメージがつかみにくい」という人は、国会パブリックビューイングYouTubeチャンネルに集積された動画を視聴してみてはいかがでしょうか。
 
 それでは、8月3日のシンポジウム「『国会を、取り戻す。』-国会可視化が政治を変える-」の動画を、国会パブリックビューイングYouTubeチャンネルからご紹介します。
 私たちも、「国会可視化」のために自分に何ができるか、考えながら視聴していただければと思います。
 
#国会パブリックビューイング 第1回シンポジウム 「国会を、取り戻す。 -国会可視化が政治を変える-」2018年8月3日(2時間06分)
2分~ 上西充子氏(法政大学教授)「『国会パブリックビューイング』の狙いと実践」
41分~ 福島瑞穂氏(参議院議員社民党)挨拶
44分~ 荻上チキ氏(評論家)「国会可視化の意義」
1時間06分~ 逢坂誠二氏(衆議院議員立憲民主党)「国会改革の論点と課題」
1時間26分~ 犬飼淳氏「信号無視話法」についてのスピーチ
1時間31分~ パネルディスカッション(上西充子氏、荻上チキ氏、逢坂誠二氏)
 
 上記動画の29分~、上西先生から、枝野幸男立憲民主党代表による2時間43分に及ぶ内閣不信任案趣旨説明演説の即時性をもった文字起こしとその緊急出版について語られています。私はまだ買っていませんが、AMAZONで調べてみたところ、上西先生が解説を書かれていました。
緊急出版!枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」(扶桑社刊)
 しかし、この本を出したのがフジサンケイグループの扶桑社であったというのが面白いですね。
 なお、この枝野代表による大演説を視聴しようという方は、衆議院インターネット審議中継」⇒「2018年7月20日」⇒「本会議」にアクセスし、
枝野幸男(立憲民主党・市民クラブ)」(開始時刻13時04分/所要時間2時間43分)を選択して(クリックして)ください。