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「新時代沖縄の扉を開く若者たち~玉城デニー知事誕生と沖縄県民投票~」(2018年12月10日)を視聴して学ぶこと

 2018年12月11日配信(予定)のメルマガ金原No.3358を転載します。
 
「新時代沖縄の扉を開く若者たち~玉城デニー知事誕生と沖縄県民投票~」(2018年12月10日)を視聴して学ぶこと
 
 来年1月19日(土)午後1時30分から、和歌山県民文化会館大ホールで開催する「危ないぞ!みんなで止めよう安倍改憲 1・19和歌山県民のつどい」の企画の内容を議論していた過程で(まだメインゲストとして小林節先生をお招きすることしか決まっていなかった頃です)、誰も経験したことのない「国民投票運動」をどう勝ち抜くのか?ということを考えるために、今年9月の沖縄県知事選挙から学ぶべきではないか?そのために、翁長雄治(おなが・たけはる)那覇市議を何とかお招きできないか?というような意見も出されました。
 そのアイデア自体は、予想される沖縄県民投票の実施時期から考えて、とても和歌山までお招きできるようなタイミングではないだろうということで断念したのですが、実行委員会のメンバーの中には、沖縄の若者たちの知事選への関わりから学びたいという気持ちがかなり共有されていたことは間違いありません。
 また、「反安倍政権」を前面に出すような集会名称からして、わざわざ若者たちを自ら遠ざけているようなものだという意見も一部にあったりして、それはそれで聴くべき価値のある意見ではあるものの、本集会のそもそもの成り立ちから考えて採用には至りませんでした。
 
 しかし、以上のような問題意識は、全国的に多くの人々が抱いているはずで、昨日(12月10日)東京で「新時代沖縄の扉を開く若者たち~玉城デニー知事誕生と沖縄県民投票~沖縄知事選『ポジティブ・キャンペーン』の立役者、徳森りまさんを迎えて」
(主催:辺野古高江を守ろう!NGOネットワーク、問い合わせ先:国際環境NGO FoE Japan)という、どこまでが集会名称かよく分からない企画が開催されたのも、そのような問題意識からであったことは間違いないでしょう。
 
 Facebookイベントページに登壇者の経歴などが紹介されていましたので、これを引用しておきます。
 
「新時代沖縄」の扉を開く若者たち
玉城デニー知事誕生と沖縄県民投票-
沖縄県知事選『ポジティブ・キャンペーン』の立役者、徳森りまさんを迎えて
(抜粋引用開始)
日時 12月10日(月)18:30~20:45(18:00開場)
場所 不忍通りふれあい館(東京都文京区根津2-20-7)
参加費 一般800円 学生200円
 
徳森りまさん 「デニってる?~若者たちの県知事選」
 沖縄県出身。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士課程修了(国際関係学)。沖縄「建白書」島ぐるみ会議にて翁長雄志沖縄県知事の国連人権理事会参加への随行を経験。南米コロンビア、ペルーにて紛争被害者の社会参画支援に従事。2018年の沖縄県知事選挙で若者チームとして玉城デニー候補を支援する。
 
元山仁士郎さん-インターネット参加- 「県民投票の成功のために」
 沖縄県出身。「辺野古」県民投票の会代表。国際基督教大学卒業。一橋大学社会学研究科修士課程在籍(休学中)。SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)やSEALDs RYUKYUの立ち上げ/中心メンバー。『世界』(岩波書店、2018年12月号)に「沖縄県知事選と県民投票」をテーマに寄稿。
 
パネリスト
米須清真さん(小金井市市議会に陳情、自分ごととして考える重要性を提起)
鶴巻拓さん(横浜のみどりを未来につなぐ実行委員会)
 
主催:辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク
問い合わせ先:国際環境NGO FoE Japan
(引用終わり)
 
 それでは、UPLANさんによる中継動画をご紹介します。私も是非じっくり視聴して学びたいと思います。
 
20181210 UPLAN 「新時代沖縄」の扉を開く若者たち-玉城デニー知事誕生と沖縄県民投票-沖縄知事選『ポジティブ・キャンペーン』の立役者、徳森りまさんを迎えて(2時間03分)
3分~ 徳森りまさん
38分~ 元山仁士郎さん
1時間12分~ 糸数慶子参議院議員沖縄の風
1時間15分~ パネルディスカッション
モデレーター 満田夏花さん(国際環境NGO FoE Japan)
パネリスト
米須清真さん(小金井市市議会に陳情、自分ごととして考える重要性を提起)
鶴巻拓さん(横浜のみどりを未来につなぐ実行委員会)
徳森りまさん 
元山仁士郎さん
 
 徳森さんのお話は示唆に富む内容の連続です。絶対に聴いて欲しいですね。例えば16分~の「SNSを使った発信」など。ポジティブ・キャンペーンに力を注げたのも、ネガティブ・キャンペーンに反撃する役割(デマバスター)を引き受けてくれた県外・県内の協力者がいたからこそ、というお話など、とても参考になります。
 
 なお、小金井市議会で採択された意見書自体は見つけられませんでしたので、それを伝えた琉球新報のネット記事にリンクしておきます。
 
琉球新報 2018年12月7日 06:30
普天間意見書を可決 小金井市議会 国民的議論求め
小金井市議会 米軍普天間飛行場 意見書 辺野古新基地
(抜粋引用開始)
 【東京】東京都小金井市議会は6日、米軍普天間飛行場の移設問題について全国で議論することなどを求める意見書を、旧民進党系会派や共産党会派などの賛成多数で可決した。辺野古新基地建設の阻止に向け有志が取り組む「新しい提案」の実践に基づくもので、意見書の可決は全国初。沖縄の基地問題についての世論を喚起し、全国各地での議論にも影響を与えそうだ。
 意見書は辺野古新基地建設工事を中止し普天間基地の運用停止を求めると共に、普天間基地の代替施設が国内に必要かどうかを国民全体で議論するよう求めた。
 代替施設が国内に必要だとの結論になった場合には「沖縄県以外の全国の全ての自治体を候補地」として検討し、基地が一地域に一方的に押し付けられないよう訴えている。宛先は衆参両院議長や首相など。
(略)
 反対討論はなく採決を行い、賛成13、反対10の賛成多数で可決した。
(略)
(引用終わり)