今晩(2015年5月28日)配信した「メルマガ金原No.2104」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
5月15日に衆議院に提出された戦争法案(政府は「平和安全法制整備法」及び「国際平和支援法」と呼称)についての本格的な審議がいよいよ始まりましたが、野党の中でも、日本共産党の志位和夫委員長による安倍首相に対する追及ぶりが耳目を集めています。
最初は5月20日の党首討論において、安倍首相の「詳らかに承知をしている訳ではございませんが」(直接にはポツダム宣言6条、8条について)というトンデモ発言を引き出したことに始まり、26日の本会議、27日、28日の平和安全特別委員会と出ずっぱりであり、注目しない訳にはいきません。
他党の質問者に注目しないという訳ではなく、26日・本会議での民主党・枝野幸男幹事長の代表質問も、よく練られて迫力十分だったと思いますが、やはり、国会審議序盤のスターは志位委員長でしょう。
何より、安倍首相の、まともに質問に答えない、はぐらかしては自説を声高に押しつけるという性癖を十分に承知した上で、これに対抗するための戦略を十分に練り上げて質問に臨んでいることに感心します。
質問の前提となる事実関係についての調査も周到であり、志位氏自身の有能さはもちろんのことながら、党の総力をあげたバックアップチームの存在を推測させるに十分です。
ということで、戦争法案についての論戦・序盤における志位和夫日本共産党委員長による党首討論、代表質問、衆議院平和安全特別委員会質問をご紹介しておきますので、是非じっくりと視聴するとともに、周囲でパソコンを利用している人には視聴を勧め、それ以外の人には是非そのエッセンスを伝えて欲しいと思います。
衆議院インターネット審議中継
↓
「カレンダー検索」から視聴したい月日を選択してクリックする。
たとえば、5月20日の党首討論が見たい場合には「5月20日」をクリックする。
↓
「会議名」の中から「国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)」を選択してクリックする。
↓
「発言者一覧」の中から視聴したい人名をクリックする。
なお、26日~28日については、
5月26日/本会議
5月27日/平和安全特別委員会
5月28日/平和安全特別委員会
を選択してください。
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「カレンダー検索」から視聴したい月日を選択してクリックする。
たとえば、5月20日の党首討論が見たい場合には「5月20日」をクリックする。
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「会議名」の中から「国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)」を選択してクリックする。
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「発言者一覧」の中から視聴したい人名をクリックする。
なお、26日~28日については、
5月26日/本会議
5月27日/平和安全特別委員会
5月28日/平和安全特別委員会
を選択してください。
ところで、日本共産党中央委員会ホームページ(しんぶん赤旗のホームページも兼ねているような構成ですが)には、「ムービーの一覧とダウンロード」というコーナーもあり、また党の公式YouTubeチャンネルもあります。
その中から、20日の党首討論以降の動画をご紹介しておきます。以下のように一覧にしておくと視聴するのに便宜だと思いますので。なお、関連する「しんぶん赤旗」の記事にもリンクをはっておきますが、すぐにリンク切れになると思いますので、見出しだけ転記しておきます。
2015年5月26日 衆議院本会議 代表質問
※しんぶん赤旗「志位委員長の代表質問 衆院本会議」
「戦闘地域」での軍事支援――「殺し、殺される」危険が決定的に高まる
PKO法改定の危険――戦乱が続いている地域の治安維持活動
集団的自衛権――米国の戦争に対する基本姿勢を問う
「戦闘地域」での軍事支援――「殺し、殺される」危険が決定的に高まる
PKO法改定の危険――戦乱が続いている地域の治安維持活動
集団的自衛権――米国の戦争に対する基本姿勢を問う
2015年5月27日 衆議院 平和安全特別委員会
※しんぶん赤旗「「後方支援」は武力行使と一体 戦争法案の危険性 浮きぼりに 首相、自衛隊への攻撃 武器使用認める」
海外派兵自衛官 自殺者54人
※しんぶん赤旗「「後方支援」は武力行使と一体 戦争法案の危険性 浮きぼりに 首相、自衛隊への攻撃 武器使用認める」
海外派兵自衛官 自殺者54人
2015年5月28日 衆議院 平和安全特別委員会
(付録)
日本共産党のYouTubeチャンネルの一覧を見ていて、この動画も皆さんに視ていただきたいなと思いましたのでご紹介します。
それは、5月22日の衆議院外務委員会における穀田恵二議員の質問です。そこでは、昨年10月19日に防災訓練のために和歌山に飛来したオスプレイの排気熱により、潮岬の望楼の芝で火災が発生した(正確に言えば芝を焼け焦がして飛び立って行った)件を追及しています。
この質問を契機として、昨年10月20日にアップしていた私の下記ブログに再びアクセスが増え出しました。潮岬の現場で撮影した動画や静止画のブログへの転載をご了解いただいた下村雅洋さんにあらためて感謝します。是非下記ブログもお読みいただければと思います。
2014年10月20日
オスプレイがやって来た日~望楼の芝(潮岬)に残した焦跡から考える
オスプレイがやって来た日~望楼の芝(潮岬)に残した焦跡から考える