wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

あれから7年 被害者救済の現在とこれから~大阪弁護士会シンポジウム「3.11福島第一原発事故 被害者救済の現状と課題」のご紹介(2018年3月10日)

  2018年1月27日配信(予定)のメルマガ金原.No.3060を転載します。
 
あれから7年 被害者救済の現在とこれから~大阪弁護士会シンポジウム「3.11福島第一原発事故 被害者救済の現状と課題」のご紹介(2018年3月10日)
 
 もうすぐ7年目の3.11がめぐってきます。一人一人が、あの日を忘れないために、全国で様々な行事が準備されているはずです。
 私も、2013年以来、和歌山市で開催している「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション」の実行委員として、今年も企画の検討に関わっており、おおよその骨子は固まりましたので、近くブログでご紹介できると思います(今日の記事の最後で会場と日程を名お知らせしますが、講演をフリーライターの吉田千亜さん~『ルポ 母子避難』著者~にお引き受けいただいています)。
 
 今日、ご紹介するのは、3.11の前日(3月10日)に大阪弁護士会(災害復興支援委員会)が開催するシンポジウムです。テーマは「3.11福島第一原発事故 被害者救済の現状と課題」ですが、「あれから7年 被害者救済の現在とこれから」という総タイトルも付されています。
 大阪市立大学(大学院経営学研究科教授)の除本理史(よけもと・まさふみ)先生が基調講演をされ、全国の原発賠償訴訟の状況について、関西訴訟弁護団事務局長の白倉典武弁護士が報告し、さらに、関西在住の避難者の方や、原発賠償訴訟のサポーターなども交えたディスカッションがあるという、盛り沢山なフルコースのメニューが用意されています。
 当然、私も和歌山から駆け付けたいのは山々なのですが、翌日の3月11日に「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」の開催を控えているからというだけではなく、先約とバッティングしており、どうも参加は難しそうです(日程調整できるだろうか?)。
  しかし、是非多くの皆さまにご参加いただきたい企画ですので、取り急ぎ、このブログでご紹介することとしました。この記事を読んでくださった方は、是非「拡散」にご協力いただければ幸いです。
 
 それでは、まず、大阪弁護士会ホームページに掲載されたチラシに記載された情報を転記します(一部、独自情報を付加した部分があります)。
 
(チラシ記載情報から引用開始)
-チラシ表面-
あれから7年 被害者救済の現在とこれから
シンポジウム
被害者救済の現状と課題
 
―3.11から7年―
あのとき、未曾有の原発事故から関西に避難をしてきた被害者は4000人を超え、今も1000人あまりが先の見えない避難生活を送っています。
恒久的な被害者対策が取られない中、国や東京電力を相手とした損害賠償訴訟が、全国30以上の裁判所に起こされ、昨年から次々と判決が出ています。
これまでの判決内容を振り返り、関西の避難者の実情から、被害者救済のために何をなすべきかを考えます。
 
2018年3月10日(土)午後1時~午後4時30分
大阪弁護士会館2階203・204会議室 
 
入場無料 
一時保育あり(予約制) 
手話通訳、文字通訳等提供あり 
 
基調講演
福島原発事故による被害をどう回復していくか」
講師 除本理史(よけもと・まさふみ)さん(大阪市立大学大学院経営学研究科教授) ※経歴は裏面に
 
報告
「全国の福島第一原発事故損害賠償訴訟の到達点」
 白倉典武さん(弁護士/東日本大震災による原発事故被災者支援関西弁護団事務局長)
 
ディスカッション
「関西から考える避難者救済の課題」
関西在住の避難者の方、除本理史さん、白倉典武さん、久一千春さん(原発賠償関西訴訟の応援団★KANSAIサポーターズ事務局)
コーディネート 中島宏治さん(弁護士)
 
-チラシ裏面-
除本理史(よけもと・まさふみ)さん プロフィール
大阪市立大学大学院経営学研究科教授、日本環境会議(JEC)事務局次長。専攻は環境政策論、環境経済学。公害・環境被害の補償と被害地域の再生、原発賠償と福島復興政策などを研究。著書(単著)に『公害から福島を考える』(岩波書店、2016年)、『原発賠償を問う』(岩波ブックレット、2013年)、『環境被害の責任と費用負担』(有斐閣、2007年)、共編著に『放射能汚染はなぜくりかえされるのか』(東信堂、近刊)、『原発災害はなぜ不均等な復興をもたらすのか』(ミネルヴァ書房、2015年)など。
 
お問合せ先
あれから7年 被害者救済の現在とこれから
シンポジウム 3.11 福島第一原発事故 被害者救済の現状と課題
【日時】2018年(平成30年)3月10日(土)午後1時~午後4時30分
【会場】大阪弁護士会館2階203・204会議室
     〒530−0047 大阪市北区西天満1-12-5
【交通手段】
●京阪中之島線なにわ橋駅」下車 出口1から徒歩約5分
●地下鉄・京阪本線淀屋橋駅」下車 1号出口から徒歩約10分
●地下鉄・京阪本線「北浜駅」下車 26号階段から徒歩約7分
JR東西線北新地駅」下車 徒歩約15分
 
一時保育あります(完全予約制)
Call »»06-6364-1238
申込方法:大阪弁護士会法律相談部までお電話にてお申込下さい。
申込期限:2月28日(水)午後5時まで
【対象】首のすわった幼児から未就学児まで 
【時間】シンポジウム開始15分前から終了15分後まで
 
参加申込書
氏名(ふりがな)、電話番号、参加人数を、チラシ裏面の該当欄に明記し、下記FAX番号宛に送信してください。
※記載していただいた個人情報は、参加確認の目的以外には使用しません。
大阪弁護士会法律相談部 宛
FAX:06-6364-5069
(引用終わり)
 
 なお、参加申込方法は、上記チラシ(PDF)の裏面をプリントアウトし、必要事項を記入した上で、大阪弁護士会法律相談部にFAXで送信すればよいのですが、もっと簡便に、インターネットの申込フォームから申し込む方法もあります。
 
大阪弁護士会「イベントのお知らせ シンポジウム「3.11 福島第一原発事故被害者の救済の現状と課題」を開催します。」
参加申込フォーム
 
 1人でも多くの方が、福島第一原発事故による被害者の現状に関心を寄せていただけるよう、よろしくご協力をお願いします。
 
【予告】
 実は、上記シンポジウムで基調講演をされる除本理史先生の講演動画や紀要論文などを併せてご紹介するつもりだったのですが、情報を集め始めたところ、本編以上の長さになりそうだったので断念し、これだけ独立させて、明日のブログでご紹介することにしました。ご期待ください。
 
【付記「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」開催決定】
 2013年から、毎年3月11日の前後に、和歌山城西の丸広場を会場として開催してきた「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション」を今年もやります。ただし、会場は、これまでの屋外から、西の丸広場からもほど近い和歌山市勤労者総合センターに移します。午前中から、会場内のいくつかの部屋を使って、協賛団体が様々な企画を実施すべく検討中です。また、メインの講演会を、午後1時30分から、6階文化ホールで開催します。講師は、岩波新書『ルポ 母子避難』の著者、吉田千亜さんにお引き受けいただくことができました。今日ご紹介した大阪弁護士会のシンポジウムのテーマとも密接な関連のある問題についてお話いただけるのではないかと思います。
 なお、講演会終了後、午後3時30分から、アピールパレードが出発します。今回のパレードは、最近、2回にわたって「政治をなおそうデモ」を主催した若者たちにプロデュースを任せることにしましたので、多分、シュプレヒコールはなく、スピーチに耳を傾けたり、語り合ったりしながらのパレードになると思います。和歌山での原発デモでは初の試みになると思います。午前中の企画(近日発表)、吉田千亜さん講演会、アピールパレードの全部に参加していただければ嬉しいのですが、どれか1つでも構いません。是非、3月11日に和歌山で原発問題について思いをめぐらす機会にしていただければと思います。
 

f:id:wakaben6888:20180127205832j:plain