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予告11/3“守ろう9条 紀の川 市民の会”第10回憲法フェスタ

 今晩(2013年9月14日)配信した「メルマガ金原No.1482」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
予告11/3“守ろう9条 紀の川 市民の会”第10回憲法フェスタ
 
 和歌山県下に数ある「9条の会」の中でも、(「第9条の会わかやま」は別として)最も早い時期に設立された会の1つが「守ろう9条 紀の川 市民の会」です。
 2004年11月27日に「憲法を考える市民の集い」を開いていますが、これが事上の設立準備会を兼ねていたようで、それから間もない2005年1月24日に結成総会が開催されています。
 
 結成総会で採択された「申し合わせ」を引用します。
 
(引用開始)
1. この会の名称を「守ろう9条 紀の川 市民の会」とします。
2. この会は、「憲法9条を守りたい」という願いを持って集まる市民の会です。
3. この会は、憲法を守り生かしていく取り組みを進めるとともに、改憲を阻止する声を広げます。
4. この会は、総会を年1回開き、会の総意をまとめます。
  会員の中から運営委員を選出し、運営委員会で会の活動を具体化します。
  運営委員の中に代表と事務局をおきます。
  また、活動を推進するため、世話人を募ります。
5. この会の財政は、当面、寄付金と事業活動などでまかないます。
6. この会の事務所は、和歌山市内紀の川北部に置きます。
7. この申し合わせの改定は、総会の議を経て行います。
(引用終わり)
 
 概ね、各地の「9条の会」も似たような「申し合わせ」(規約)で運営しているところが多いようです。
 
 ところで、この会の性格は、一応「地域9条の会」であり、「紀ノ川の北側に住む和歌山市民の集まり」と自己規定されています(同会ホームページより)。
 ただし、人口約36万5000人の和歌山市の中で、紀の川北岸に居住している人は相当多いですよね。何しろ、中学校区が「8」、小学校区は「21」ありますから。
 都会にある「9条の会」は別として、地方都市の「9条の会」で、圏内の人口10万人を超えるようなところは「広域9条の会」と言った方が会の性格を如実に示すよう気がします。
 
 それでは、「地域9条の会」と「広域9条の会」はどう違うのか?と尋ねられても、明確な定義がある訳ではないのですが、強いて言えば、住民1人1人の顔が見えるか否かがおおよそ区別の目安ではないかと思います。
 例えば、憲法9条「改正」に反対する過半数署名運動です。
 先日(2013年9月8日)開かれた「第2回和歌山県『9条の会』交流集会」において、「9条の会・美浜」から、有権者の過半数署名達成の報告が行われましたが、同一地区に何巡か署名行動に入り、きめ細かな対応をしたからこそ達成できた「過半数」だという感想を持ちました。
 実際、当初は「守ろう9条 紀の川 市民の会」としての署名集めに力を入れていた時期もありましたが、現在では、圏内にあるいくつかの「地域9条の会」がそれぞれ独自に署名活動を行っているというのが実情であり、私は、それはそれで合理性のあることだと思っています。
 
 ところで、長らく更新が途絶えているホームページによれば、私は、「守ろう9条 紀の川 市民の会」結成以来の運営委員だったらしいのですが、最初のうちは完全な「幽霊役員」で、実働役員になったのは2年後位からでしたかね。
 従って、「憲法フェスタ」についても、2006年までに開催された3回分については参加した記憶すらないのです(申し訳ない次第ですが)。
 私が運営委員として関与するようになった2007年以降、大体、春に総会、秋に「憲法フェスタ」を開催するのが恒例となってきました。
 
 さて、前置きが長くなり過ぎました。
 今年の「憲法フェスタ」も、以下のチラシに記載のとおり、盛り沢山な内容で皆さまをお待ちしています。
 楽しい企画、ためになるDVD上映や講演など、様々な企画を用意しています。
 全て入場無料であり、会員でなくてもどなたでも参加できます。
 電車やバスの便宜も良く、結構広い駐車場があります(駐車無料です)。
 1人でも多くの方にご参加いただきたく、お誘い合わせの上、是非お越しください。
 以下に、企画に関連した情報をメモ的にご紹介しておきます。
 
○午前中に「映像の部屋」で上映される『憲法ってなぁに?憲法改正ってどういうこと?』については、これまで何度もメルマガ&ブログでご紹介してきました。
(例)
伊藤真弁護士語りおろしDVD『憲法ってなあに?憲法改正ってどういうこと?』予約受付中!」
「憲法しゃべり場in紀南ピースフェスタ2013(和歌山県田辺市)」
 
○多目的ホールの一画で行われる写真展「ヒロシマナガサキ 原爆と人間」は、日本被団協が、被爆67年目の昨年、新たに制作した展示用写真集を1人でも多くの方にご覧いただき、被爆の実相を知っていただきたいということで、原水爆止和歌山県協議会の白井春樹事務局長から憲法フェスタ実行委員会にご案があったものです。
 多目的ホールでのメイン企画は午後1時30分から始まりますが、写真展は午前11時からご覧いただけます。運が良ければ、白井さんから直接展示写真の説明を伺うことができるかもしれません。午前中の企画に来られた方も、午後のメイン企画に来られる方も、是非、写真展「ヒロシマナガサキ 原爆と人間」の写真1枚1枚をじっくりと時間をかけてご覧いただきたいと思います。
 
○午後のメイン企画の第1部に登場する「楠見子連れ9条の会」は、今年の憲法記念日に朝日新聞和歌山版で大きく取り上げられるなど、和歌山県民で知らない人はいない(?)ほど有名な団体ですが、最近のトピックは、ポングリこと奥野亮平さん(紀の川市在住)デザインによる特製9条Tシャツの販売を開始したことでしょう。
 ブログでは、最初のロットは「限定50枚」とありましたが、既に完売して追加製作したのではなかったかな。私も1枚買いました・・・のつもりだったのですが、今年習会の講師を無料で務めたからか、1枚進呈していただきました。ありがとうございました。
 Tシャツには、
  Article9 is a gift to children all over the World
というロゴがプリントされています。
 
○午後の多目的ホールで講演をお願いしている羽柴修弁護士は、チラシに記載のとおり、兵庫県における「9条」を守る運動の中心となって活躍しておられる方です。私が初めて羽柴先生にお目にかかったのは、2005年5月13日、和歌弁護士会館で開かれた「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」結成総会に来賓としてご出席いただいた時ですから、もう8年以上前のことになりますが、その当時から羽柴先生のポジションは全く変わっていません。「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」事務局長を6年で降りた私など、とても足元にも及びません。その羽柴先生が、今年の5月11日、「9条の会.ひがしなだ」主催の学習会の講師として講演された模様がIWJ兵庫によってユースト中継されましたので(今でも視聴できます)、ブログでご紹介したことがありました。
 11月3日の予習のつもりで視聴されることをお薦めします。
「羽柴修弁護士講演『自民党改憲草案と秘密保全法』(憲法が危ない!3連続学習講座その2)」
 

(以下、チラシ記載文字情報を掲載~「九条の会・わかやま」ホームページより)
 
<チラシ表面>
第10回憲法フェスタ
―9条をまんなかに えがこう平和への道―
開催日:2013年11月3日(日・祝)
会  場:河北コミュニティセンター

      (和歌山市市小路192-3 <アクセスは裏面>)
入場無料
予約不要
会員でなくてもどなたでもご参加いただけます!
 
メイン会場(2F多目的ホール)
 開始:午後1時30分(4時頃終了予定)
第1部 「折り鶴」の歌 ~楠見子連れ9条の会バージョン~
第2部 「一小学生の戦争体験 ~7・9和歌山大空襲を中心にして」
     お話 堀井 雅文 さん
      市小路(いちしょうじ)在住、元小学校教諭
第3部 講演「安倍政権は憲法をどう変えようとしているのか」
     講師 羽柴 修 さん
      弁護士・兵庫県弁護士9条の会代表呼びかけ人・9条の心ネット
ワーク事務局長
 今夏の参院選で自民党は「大勝」しました。改憲勢力は3分の2議席には達し
なかったものの、憲法9条の戦後最大の危機は依然として継続しています。衆参の「ねじれ解消」が声高に言われた参院選でしたが、憲法9条・96条改悪反対は今も国民多数の声です。自民党と国民の「ねじれ」は何ら解消しておりません。今、憲法9条を守る活動を一層強化することが求められています。自民党は「憲法改正草案」を発表して明文改憲を狙うとともに、一方で集団的自衛権行使のために、憲法解釈の変更、「国家安全保障基本法」の成立をも狙っています。安倍政権は憲法をどう変えて日本をどんな国にしようとしているのかを話していただきます。
 
映像の部屋(2F活動室小)
(午前の部)上映スケジュール:①10:00~10:55 ②11:00~11:55
「憲法ってなぁに?憲法改正ってどういうこと?」DVDを上映

  憲法の伝道師・伊藤真さんが自民党改憲草案を中心に、分かりやすく解説!
(午後の部)上映スケジュール:14:30~16:00
「原爆被爆者の少年が主人公のアニメ」DVDを上映
 
展示の部屋(2F活動室大1)
10:00~13:15、16:00~16:30
 地域のみなさんの文化作品、絵・書・写真・絵手紙・リフォーム・手芸・陶芸な
どの展示と、交流・おしゃべりの場です。
 
リサイクルひろば (1F和室)
10:15~12:00
 今年も「リサイクルひろば」やります。着なくなった服や雑貨などを、袋持参でもら
いにきてください。(申し込み不要)譲ってくださる方も募集しています。お子さん連れも大歓迎!
 
写真展示(2F多目的ホール)
11:00~16:00
ヒロシマナガサキ 原爆と人間」
 2012年に新たに制作された被爆と被曝の実相を示す35枚の写真パネルです。
原爆・原発と人間は共存できません。
 
主催:守ろう9条 紀の川 市民の会 お問合せ先:073-455-6144 萩田
 
 
<チラシ裏面>
出演者紹介
☆「楠見子連れ9条の会」のみなさん

 楠見地区の若いお母さんたちの「9条の会」です。今年は子どもたちと一緒に
「折り鶴」の歌と動画で平和を訴えます。
☆お話:堀井 雅文(ほりい・まさふみ)さん
 市小路在住の元小学校の先生で、退職後、小学生・中学生・高校生など
に戦争の体験を語り続けておられます。
☆講演:羽柴 修(はしば・おさむ)さん
 1949年 3月14日 岐阜県瑞浪市生まれ
 1971年 3月    新潟大学人文学部法律学科卒業
 1972年10月    司法試験合格
 1975年 4月     神戸弁護士会入会、中神戸法律事務所入所。現在、
            中神戸法律事務所所長
 
<河北コミュニティセンターへのアクセス>
所在:和歌山市市小路192-3 TEL:073-480-3610 (駐車場あり)
 http://www.city.wakayama.wakayama.jp/menu_1/gyousei/gakusyu/kahoku.html
南海本線 紀ノ川駅下車徒歩5分(改札を出て左折し50m、左折し踏
切を越え100m、右側)
和歌山バス 六十谷線(川永団地⇔南海和歌山市駅)梶取東バス停下
車すぐ
 
          「第10回憲法フェスタ」への参加のお願い
 
                    守ろう9条 紀の川 市民の会 代表 原 通範

 

 「守ろう9条 紀の川 市民の会」は2005年の発足以来、憲法フェスタを開催し、回を重ねて10回目を迎えることになりました。『9条をまんなかに~えがこう平和への道~』を合言葉に、憲法9条の問題、平和の問題を考えながら、みんなで交流と親睦を深める恒例の行事として実施してきました。
 今年のメイン会場では、兵庫県の9条を守る活動の中心に立っておられる弁
護士・羽柴修さんをお迎えし、「安倍政権は憲法をどう変えようとしているのか」と題して講演をしていただきます。
 昨年末の総選挙後、安倍政権は「維新」や「みんな」などの改憲勢力を糾
合し、96条を突破口にして改憲に突き進もうとしましたが、多くの国民の強い反対に遭い、頓挫している状況にあります。しかし、彼らは諦めたわけではありません。私たちがここでさらに力を大きくし、改憲の動きを阻止することが必要です。
 「戦争をしない国・日本」を守るために、1人でも多くの皆様にご参加いただき、
ともにこの問題を考える機会としていただければ幸いです。