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ゆら登信(たかのぶ)さん@和歌山が市民連合と関西市民連合から推薦を得ました

 今晩(2016年6月12日)配信した「メルマガ金原No.2485」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
ゆら登信(たかのぶ)さん@和歌山が市民連合と関西市民連合から推薦を得ました

 参院選の公示(6月22日)まであと10日と迫った今日(6月12日)午後3時30分から、JR和歌山駅前の新橘ビル8階A会議室において、和歌山県選挙区に立候補を予定するゆら登信(たかのぶ)さんと、市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)及び関西市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める関西市民連合)との間で政策協定が調印され、ゆら登信さんが、市民連合及び関西市民連合の推薦候補となりました。
 それぞれの政策協定書の内容は以下のとおりです。
 
 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(以下、市民連合)は、「立憲主義、民主主義、平和主義の擁護と再生は、誰もが自由で尊厳あるくらしをおくるための前提となるものである。私たち市民連合は、安全保障関連法を廃止、立憲主義を回復し、自由な個人が相互の尊重のうえに持続可能な政治経済社会を構築する政治と政策の実現を志向するという理念の下、下記の3点を公約する「市民派・野党統一」候補を推薦し、市民連合推薦候補として全力で支援を行います。
公約1 安全保障関連法の廃止
公約2 立憲主義の回復(集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を含む)
公約3 個人の尊厳を擁護する政治の実現
 なお、市民連合は、推薦候補に対し、公約3について、下記の政策志向の共有を要望します。
①格差・貧困の拡大や雇用の不安定化ではなく、公正な分配・再分配や労働条件にもとづく健全で持続可能な経済
②復古的な考えの押しつけを拒み、人権の尊重にもとづいたジェンダー平等や教育の実現
③マスコミや教育現場などにおける言論の自由の擁護
④沖縄の民意をふみにじる辺野古新基地建設の中止
脱原発再生可能エネルギーの振興
  
          安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合
 
 私は、市民連合の掲げる上記3点を2016年参議院選挙において公約します。
 市民連合の推薦を受け、当選したあかつきには、原則として任期満了まで特定政党に属さず、上記公約実現のため全力を挙げることを約束します。
          2016年6月12日
               由 良 登 信
(引用終わり)
 
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める関西市民連合 政策協定書
(引用開始)
 「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める関西市民連合(以下関西市民連合)は、安保法制の廃止、立憲主義の回復、個人の尊厳を尊重する政治の実現を目指す立場から、下記の3点を公約する候補を関西市民連合推薦候補として全力で支援を行います。
                       記
一、安全保障関連法の廃止
二、立憲主義の回復(集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回)
三、個人の尊厳を擁護する政治の実現
(とりわけ憲法13条個人の尊重、第24条個人の尊厳の擁護に基づいた両性の本質的平等、第25条生存権、第26条教育権、第27、28条労働権の確立に向けて)
 
 私は、関西市民連合の掲げる上記項目3点を2016年参議院選挙において公約します。
          2016年6月12日
               由 良 登 信
(引用終わり) 
 
 今日の協定調印式の司会進行は、いつものとおり(?)私が担当しました。
 時間配分の点を除けば、おおむね私が事前にお願いしたとおりに進行しましたので、今日の進行表を以下に引用しておきます。
 
開会 参加者の紹介 司会・金原徹雄(市民連合わかやま、弁護士) 
挨拶・趣旨説明 豊田泰史氏(市民連合わかやま代表、弁護士)
政策協定書 調印
 ゆら氏が市民連合及び関西市民連合との協定書2通ずつに署名捺印
調印後 記念撮影
① 署名した者だけでまず撮影(市民連合、関西市民連合、5人全員)
② ママの会メンバーなど、応援隊の皆さんも加わって(ボードも持って)記念撮影
記者会見
(1)冒頭発言
 ① ゆら登信(たかのぶ)氏
 ② 西谷 修氏(市民連合、立憲デモクラシーの会呼びかけ人、立教大学特任教授)
 ③ 大野 至氏(関西市民連合、SEALDs KANSAI)
 ④ 堀内秀雄氏(ゆら登信応援隊(後援会)代表、和歌山大学元副学長・名誉教授)
 ⑤ 豊田泰史氏(市民連合わかやま代表、弁護士)
(2)質疑応答
終了後 記念撮影2
(5人全員が手をつないで健闘を誓い合う
 
 実は、午後4時30分から、会場の新橘ビル(このビルの中にゆらさんの法律事務所が入居しています)の前に停めた街宣車の上から街頭演説を行う予定となっており、記者からの質問の時間を15分は確保したいと考えていたので、冒頭発言は4時10分か15分には終わって欲しいなと思っていたのですが、西谷修教授以下、皆さん、今の危機的状況についての切実な認識を縷々述べられ、司会としても途中で発言をさえぎる訳にもいかず、内心「困ったなあ」と焦っていました。けれども、記者の方が気を利かせてくれたのか、質疑が5分で終了し、何とか、雨の中、駅前に集まってくださった多くの市民の皆さんをそれほど待たせずに済みました。
 西谷さん、大野さん、堀内さんから、いずれも力のこもったスピーチをいただいたのですが、詳しくはいずれ動画がアップされると思いますので、ブログには追加でご紹介できればと思います。
 ここでは1つだけ、西谷修先生の発言から印象に残ったお話をご紹介しておきます。

「和歌山では、民進党の推薦が得られていないということだけれど、東京に帰ったら、民進党に影響力があるという山口二郎(法政大学教授)に、『是非、和歌山に行ってくれ』と言うつもりです」

 ・・・是非期待して山口教授(立憲デモクラシーの会共同代表)の来県をお待ちしたいと思います。
 
(付言)
 言うまでもないと思いますが、市民連合との政策協定書は、ゆらさんが、市民主導の無所属候補なので、こういう内容となっていますが、民進党公認候補との政策協定では、公約3までであり、「なお、・・・」以下はないそうです。
 
(写真/記念写真2枚は西郷章さんが撮影したものを使わせていただきました。2通の協定書は原本のカラーコピーをスキャンしたものです。)
市民連合&関西市民連合と協定調印市民連合&関西市民連合と協定調印②市民連合協定書関西市民連合協定書