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おしゃべり交流会「3.11と私」へのお誘い~「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」午前の部

 2018年3月4日配信(予定)のメルマガ金原.No.3096を転載します。
 
おしゃべり交流会「3.11と私」へのお誘い~「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」午前の部
 
 3月11日(日)に和歌山市勤労者総合センターで開催される「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」については、既にこのブログでもご紹介しているところですが、
今日は、午前の部の企画のうちの1つ、おしゃべり交流会「3.11と私」のFacebookイベントページが立ちあがっていますので、ご紹介しようと思います。
 まずは、イベントページから、「詳細」部分を引用します。
 
(引用開始)
おしゃべり交流会「3.11と私」
 
7年前の3月11日以降、あなたは何を感じ、考えるようになりましたか?
断捨離?エコ?食べ物?防災?…死生観なんかも変化したかもしれません。
7年前のあの出来事が私たちのくらしに与えたアレコレを見つめ直してみませんか?
色んな人の感じ方、その後の生き方を知ることで、
また新たに見えてくることがあるかもしれません。
どなたでもお気軽にお越しください。
 
ゲストスピーカー:にんにこ被災者支援ネット-ワーク・和歌山 代表 富士原史香さん
 
日時:2018年3月11日(日)10:00~12:00
会場:和歌山市勤労者総合センター 3階和室(和歌山市西汀丁34番地)
参加費:無料  
事前申込:不要
お子さま連れ大歓迎です♪
温かいお茶をご用意してお待ちしています。
 
主催:子どもたちの未来と被ばくを考える会、にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山
(引用終わり)

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 このイベントページを立ち上げてくださったのは松永久視子さんですが、松永さんは、「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」実行委員としてこの企画を発案した総合プロデューサーでもあります。・・・というようなことを知っているのは、私も実行委員のお仲間だからですが。
 
 「3.11と私」ということについては、私も過去何度か、ブログでまとまった考えを書く機会がありました。代表的なものは、巻末にリンクした3編でしょうか。
 「初心忘るべからず」といえばあまりにありきたり過ぎるかもしれませんが、この思いは、何度でも振り返らねばと思いますので、2015年12月25日に、和歌山県民主医療機関連合会のご依頼により、医科大学看護学部看護学校などに在籍する医系の学生さんたちを対象とした学習会で「「避難の権利」を考えるための視点」と題してお話したレジュメの末尾の部分を再掲したいと思います。
 これは、あくまで私個人の思いであり、1人1人、異なった3.11への思いがあるべきです。あなたにとっての「3.11と私」を言葉にしてみませんか?
 3月11日に勤労者総合センターでお待ちしています。
 
(「「避難の権利」を考えるための視点」から抜粋引用開始)
避難者と向き合う視点
 私は、弁護士として、避難者の代理人として原発ADR(原子力損害賠償紛争解決センター)に対して和解仲介手続申立てをしたり、今は、国と東京電力を被告として、大阪地方裁判所に提訴した原発賠償関西訴訟の代理人となったりしている。
 このように、自分の専門分野で避難者支援に役立つことがあれば、可能な範囲で協力したいとは考えているが、私の力など微々たるものであり、訴訟での準備書面の検討・作成などは、実質、大阪弁護士会所属の主要メンバーに任せきりである。
 それはさておき、一市民として、原発事故からの避難者の皆さんとどう向き合うかについて一言して、本日の拙いお話のまとめとしたい。
 原発事故によって避難を余儀なくされた、避難を決断した人たちは、間違いなく原発事故(3.11)によって「人生が変わった(変わらざるを得なかった)」人々である。
 私が、今日のお話の最初の方で、「3.11で人生が変わった人、変わらなかった人」ということを語ったのは、原発事故によって「人生が変わった(変わることを余儀なくされた)」人たちと向き合う時に、「自分たちはどうなんだ?」ということを自問して欲しいと思ったからである。
 3.11から間もなく5年が過ぎようとしている。原発事故が発生した時はまだ未成年だったという人もこの席には多いようだし、そういう人に、原発事故についての「責任」があるとは私も思っていない。
 しかしながら、原発事故から「我が子を守る」「我が身を守る」ことを決断することを、決してひとごととは思って欲しくない。3.11当時、54基もの原発が立地する原発大国になりおおせていたこの国で生活していく以上、誰が避難者になってもおかしくはない。事故を起こしたのが、たまたま福島第一原発であったから、福島県を中心に、東北・関東の人々が避難しなければならなくなったけれど、これが高浜原発大飯原発メルトダウンしていれば、私たち関西の人間が避難しなければならなくなっていたという想像力を持つことは最低限必要である。
 避難するという選択が「我がこと」と思えれば、避難者に向き合う際の意識も全く変わるはずだと思う。
 私たちは、政府の役人ではない。原発を推進する必要などさらさらない。私たちと全く同じ立場の仲間が、たまたま窮地に陥った時、自分は何をすべきかと考えれば良い、と私は思う。
 そして、原発事故について、自分にも「個人としての責任」があると考えるのであれば、その責任の取り方を自分で考え、実行するのみである。
(引用終わり)
 
 なお、松永さんは、3月11日の「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」の午後の部の企画、吉田千亜さん講演会についてもFacebookイベントページを立ち上げてくださっていますので、そちらの方もご紹介しておきます。午前、午後とも参加していただけるととても嬉しいです。
 
(引用開始)
フリーライター吉田千亜さん講演会「その後の福島 なぜ原発事故は終わらないのか」
日時 2018年3月11日(日)13:30~15:20
場所 和歌山市勤労者総合センター
    〒640-8227 和歌山県 和歌山市西汀丁34
※金原注 13時30分からまず事務連絡と開会挨拶があるので、吉田さんの講演自体は13時40分開始の予定です。終了が15時20分と決まっているのは、15時30分から、サウンドデモ和歌山市役所前から出発するからです。
 
「母子避難」について、レポートを続けてきた フリーライター 吉田千亜さんをお迎えし講演会を開催します。
吉田千亜さんは、東日本大震災後、放射能汚染と向き合う母親たちの取材を続け、原発事故と母親たちを取材した季刊誌「ママレポ」を始め、「ルポ母子避難(岩波新書)」等を発刊。また、週刊誌 女性自身でのレポートでご存知の方もおられるかもしれません。
「母親たち」という生活者の視点で切り取られた3.11。今和歌山に生きる私たちにも共感できることが沢山あると思います。ぜひ知って欲しい、福島の今。
今あらためて、吉田千亜さんのお話を聞きつつ、「あれから」「今」を考えてみませんか。
 
参加費:無料 事前予約:不要 お子様連れ歓迎♪
託児もあります(3月5日までに073-423-2261までご予約ください)
 
主催 フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018実行委員会 
連絡先:和歌山市松原通3-20 和歌山県教育会館内 TEL:073-423-2261
(引用終わり)

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[付記]
 3.11企画とは全く別ですが、松永久視子さんが立ち上げたFacebookイベントページがもう1つあります(これこそ、掛け値なしの松永久視子さんプロデュース企画です)。いずれブログで別建てで紹介しなければと思いますが、とりあえず、イベントページから開催概要を抜き出してご紹介しておきます。平日午前の有料企画ですが、子連れ歓迎とのことなので、可能な方は是非お問い合わせ・お申し込みを!
 
今一番わかりやすい憲法の話「檻の中のライオン」in和歌山
日時 2018年3月30日(金)9:30~11:30
場所 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ 3階 会議室1・2
    〒640-8317 和歌山市北出島1丁目5-47
講師 楾 大樹(はんどう たいき)弁護士(広島弁護士会)
参加費:1000円 資料代:200円(かわいいファイルをお持ち帰りいただけます)
託児:なし(お子さん連れ歓迎。小学生も、それ以上の子もぜひご一緒に)
要参加申込
(引用終わり)

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(弁護士・金原徹雄のブログから/「3.11と私」関連)
2012年3月11日(2013年1月26日に再配信)
3.11に思う(「原発問題」と「倫理」について)
2013年3月11日
もう一度「原発と倫理」(3.11から2年を迎えて)
2015年12月25日
「避難の権利」を考えるための視点~医師、看護師を目指す学生の皆さんに語ったこと