2018年12月3日配信(予定)のメルマガ金原No.3350を転載します。
12月10日の会期末をにらみながら、入管法改正案を通すために参議院でも強行採決か?とか、会期延長はあるのか?とか、なかなか微妙な時期ではありますが、安倍首相が、今国会召集前の自衛隊幹部会同や観閲式、さらには国会冒頭の所信表明演説で、自衛隊を明記する憲法「改正」に強い意欲を示した件の行方はどうなったのでしょうか。
先日(11月29日)、主要野党の反対を押し切って衆議院憲法審査会が開かれ、幹事の選任などが行われたようですが、会期末までにはたしてもう1回強行開催して自民党改憲4項目の条文イメージ(たたき台素案)を提示しますかね?
というような情勢(刻々と変化していますが)の分析を踏まえ、年明け早々の1月19日(土)午後、和歌山県民文化会館大ホールという、キャパ2,000の会場で、「危ないぞ!みんなで止めよう安倍改憲 1・19和歌山県民のつどい」を開催することとなりました。
―構成団体―
安全保障関連法制の廃止を求める和歌山大学有志の会
安保関連法に反対するママの会@わかやま
9条ネットわかやま
九条の会・わかやま
憲法九条を守るわかやま県民の会
憲法9条を守る和歌山弁護士の会
戦争をさせない和歌山委員会
和歌山県平和フォーラム
実は、実行委員会構成団体から集会名称を募集し、実行委員会MLでメール投票を実施した末に「危ないぞ!みんなで止めよう安倍改憲 1・19和歌山県民のつどい」という名称が決まったのが11月9日のことでしたが、その日のうちに、実行委員会から「和歌山県内で憲法9条を守る運動に関わってこられた団体の皆さまへ」発送した「ご賛同と参加のお願い」の一部を引用します。企画の趣旨を理解していただくための一助になるかと思いますので。
(引用開始)
日頃、各地において憲法9条を守るための運動に積極的に取り組まれていることに心から敬意を表します。
さて、ご承知のとおり、自民党総裁三選を果たした安倍晋三首相は、自衛隊幹部会同や観閲式における訓示、さらには臨時国会冒頭の所信表明演説において、憲法尊重擁護義務もかなぐり捨て、自衛隊を明記する憲法「改正」に強い意欲を示しています。
(引用終わり)
さて、少し内情を言うと、以上の「ご賛同と参加のお願い」を発送した時点で決まっていたことは、上記10団体が構成する実行委員会が主催する集会とすること、メインゲストとして小林節先生(慶應義塾大学名誉教授・弁護士)をお招きすること位であり、それ以外の企画の中身は「早急に実行委員会で検討する」ということになっていました。
それから3週間余り、事実上、実行委員会の事務局としての役割を担っていた私としては、逼迫する日程をにらみながら綱渡りする日々でしたが、今日、素晴らしいチラシが出来上がり(納品は週末ですが)、このチラシを使った本格的広報をスタートできることになって、ようやく一安心しました。それにしても、正月らしい、眺めているだけでウキウキしてくる素敵なチラシでしょう。デザイナーのセンスに脱帽です。
もちろん、キャパ2,000名の会場にどれだけの人が来てくれるのか、心配は尽きませんが、とにかく事前準備の階梯を一段上がったことは間違いありません。
今後も、何度かブログに「1・19和歌山県民のつどい」をご案内する記事を掲載する予定ですが、まずはその第一報(速報)をお届けします。
以下の[開催概要]は、ほとんどチラシ記載情報の転記ですが、一部補充・訂正している部分もあります。
[開催概要]
名称:
開催日時:
2019年1月19日(土)
開場 12時30分
開会 13時30分
閉会 16時00分(予定)
開催場所:
趣旨:
総理大臣が先頭に立って憲法改正に意欲を示すという「ありえない」状況の中、日本国憲法がはたしてきた重要な役割をあらためて確認し、危険な改憲をくいとめるための「県民のつどい」を開催します。是非ご参加ください。
内容:
第1部 桂 文福 さん (芸人9条の会)
第2部 小林 節 さん (慶應義塾大学名誉教授・弁護士)
講演「安倍壊憲をなぜ阻止しなければならないのか」
第3部 ~平和を奏でる有志たち~ Wakayama Peace Band
※和歌山で平和のための音楽活動を行ってきたミュージシャンによる臨時編成バンドの演奏にご期待ください。
ロビー企画
紙芝居や絵本、カルタ、おりがみなど、子どもたちと一緒に楽しめるブースもあります。
主催:
参加無料・予約不要
手話通訳:
小林節さん講演にのみ手話通訳がつきます。
託児:
託児ご希望の方は1月8日(火)までに、下記「お問合せ先」までご連絡をお願いします。
お問合せ先:
☎073-427-0852(金原法律事務所)
平日9:00~17:00。年末年始(12/28~1/6)は対応できません。託児お申し込みの方はお早めにお願いします。
Facebookイベントページ
(余談)
このチラシの初稿を桂文福(かつら・ぶんぶく/「ぶんぷく」ではありません)さんにお送りして内容を確認していただいた際、「この(チラシに使われた)写真はだいぶ前に撮影したものだけど」ということを少し気にされていました。もともと、実行委員会からの出演依頼に、文福師匠がご丁重な承諾書をお送りくださった中に、写真は「HP(文福部屋)からおとり頂くか、上方落語協会にTELして頂き「桂文福」の写真データをもらって下さいませ。」とありましたので、デザイナーが上方落語協会から取り寄せた写真をチラシに使用したという次第です。
政治家でも、選挙のたびに「この前の(前の前の)選挙でも同じ写真を見たなあ」ということはよくあることなので、まあいいじゃないですか。
なお、上記の出演承諾書に文福師匠が自ら書かれた、出演にあたっての意気込み、演目についての説明及びプロフィールをご紹介します。期待が高まりますね。
「この度はうれしいご縁を頂き、ありがとうございます。」
「当日は心に残る楽しいひとときをお届け致します」
「プロフィール 紀の川市桃山町出身。県立粉河高校卒後、上阪。大日本印刷大阪工場を経て、五代目桂文枝(当時小文枝)に入門。49年目。現在、上方落語協会理事、関西演芸協会理事。「ふるさと寄席 文福一座」の座長として全国を巡演中。和歌山芸能県人会会長や観光大使として「ふるさと紀州」をPR。東西約1000人の中で唯一の河内音頭取りで、相撲甚句とあわせて「エンカイティナー」の異名あり。大相撲評論家として、新聞、相撲誌、ラジオ等でおなじみ。「芸人9条の会」メンバー。演歌歌手「市川由紀乃」ファンクラブ会員。和歌山県文化奨励賞や日本放送演芸大賞ホープ賞等多数受賞。直系の弟子7人、孫弟子3人の文福一門の師匠。」
(追記)
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