wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

“ドク・ゴトーの技術の解説”第1回「オスプレイの安全性について」

 10月9日に配信した「メルマガ金原No.1132」を転載します。なお、言わでもがなでしょうが、“ドク・ゴトー”の“ドク”というのは、博士(工学)という肩書きを指します。

 

10/5“ドク・ゴトーの技術の解説”第1回「オスプレイの安全性について」
 
 元・東芝で原子炉格納容器の設計に携わっておられた後藤政志さんは、3.11直後より、技術者の立場からの誠実で信頼に足る解説を続けてこられた方ですが、このたび、ご自身のサイト「後藤政志が語る、福島原発事故と安全性」において、“ドク・ゴトーの技術の解説”と題したUSTREAM中継を始められました。
 去る10月5日(金)、その第1回で取り上げられたテーマは、「原発」ではなく、「オプレイの安全性について」というものでした(「産業技術と事故・安全性-オスプレイの安全性を問う-」)。
  映像アーカイブ http://www.ustream.tv/recorded/25931985 (39分01秒)
  Tweetまとめ http://togetter.com/li/385129
 
 第1回がいきなり「オスプレイ」とはと意外に思った方も多いと思いますが、第2回の予告の中で、後藤さん自身はこう語っておられます。
 
(抜粋引用開始)
私は、もともと原発プラント技術者になるかなり前から、現代技術(特に、乗り物や構造物、プラントなど)と事故の問題を考えてきましたので、最近話題になっているオスプレイの安全性について技術的な面から私の考えを紹介させてもらいました。
(引用終わり)
 
 オスプレイの技術上の問題点については、「追跡!在日米軍」サイトに掲載された様々な記事が非常に参考になります。
 記事が多すぎて全部引用する訳にもいきませんが、例えば、
オスプレイのオート・ローテーション機能(の不存在)について
○「オレンジルート」の飛行訓練計画について
  ※ しんぶん赤旗が伝えるところによれば、目標ポイントの「ダム」というのは「椿山(つばやま)ダム」(和歌山県日高川町)、「岬」というのは「狼煙山付近」(和歌山県印南町というのですが。
     「しんぶん赤旗
     「狼煙山跡」(印南町役場HP)
 
 また、米国の軍産複合体や、従米こそ自らの利益となる日本の官僚組織がオスプレイの沖縄配備の原動力であることを説く田中宇(たなか・さかい)氏の議論も(一部で)注目されています。
 
 以上のような様々な情報も有用ではありますが、後藤さんのように信頼に足る技術者が、技術上の問題点を端的に分かりやすく解説されるのを視聴することも非常に貴重な機会だと思いご紹介することとしました。